ワンピース、ブラウス、スカート、インナー、ドレス…。
女性向けアイテムに欠かせないレース素材。
「可愛い・上品・華やか」
そんなレースですが、
「引っかかる」「破れる」「透ける」などの悩みも多い素材です。
この記事ではアパレル歴20年の元店長として、
レース素材の特徴・種類・注意点をわかりやすくまとめます。
レース素材の特徴まとめ【元アパレル店長が徹底解説】
レース素材の特徴まとめ【一覧表】
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 見た目 | 華やか・フェミニン。装飾性が高い。 |
| 通気性 | とても良い(穴が多いため)。 |
| 伸縮性 | 種類により大きく異なる。 |
| 強度 | 引っかかり・破れに弱い。 |
| 透け感 | とても高い。下に着る物が重要。 |
| 洗濯 | 手洗い or ネット推奨。 |
レースのメリット
1. 華やかで女性らしいデザイン
唯一無二の“装飾性の高さ”が特徴。
特にドレス・オフィスカジュアル・フェミニン系に多用されます。
2. 通気性が抜群
穴が多い構造のため、通気性が非常に良い。
夏でも快適に着られる。
3. 重ね着と相性が良い
インナーのカラーで表情が変わるため、
着こなしの幅が広い。
レースのデメリット
1. 引っかかりやすく破れやすい
バッグ・アクセサリー・椅子など
日常の動作でダメージを受けやすい。
2. 透けやすい
レースは基本的に“透ける前提”の素材。
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3. 洗濯に弱い
摩擦に弱いため、洗濯機はネット必須。
4. 伸びるタイプは伸縮による形崩れがある
ストレッチレースは便利ですが、
“伸びたら戻りにくい”弱点があります。
レース素材の主な種類
1. ケミカルレース
立体感があり、高級感が出る。
ドレス・スカートに多い。
2. チュールレース
極細のネット素材。軽くて柔らかい。
フェミニン服やインナーに多用。
3. ラッセルレース
比較的丈夫で扱いやすい。
普段着に使われるレースの定番。
4. コードレース
太めの糸で縁取りされた豪華なタイプ。
ブライダルやフォーマル用途に多い。
レース素材に向いている服
- フェミニンブラウス
- ドレス・ワンピース
- スカート
- キャミソール
- カーディガン・羽織り系
特に“華やかさ”をプラスしたいアイテムに最適。
レース素材の正しい洗濯方法
1. 必ずネットに入れる
摩擦を減らし、引っかかりを防ぐ。
2. 手洗いが最も安全
特に…
- ケミカルレース
- 繊細なチュール
こういったものは手洗い推奨。
3. アイロンは低温 or あて布
熱で溶ける場合があるため注意。
レース素材の選び方
1. 目の詰まり具合をチェック
- 粗いレース → 引っかかりやすい
- 細かいレース → 上品で丈夫
2. 触って“柔らかさ”を確認
硬いレースは肌に当たりやすく、痛みの原因に。
\レースが肌に痛い原因と対策/
3. 裏地付きかどうか
透け対策には裏地の有無が非常に重要。
4. 色による見え方の違い
- 白・ベージュ → 透けやすい
- 黒 → 影で柄がはっきり出る
レース素材の注意点と対策
1. バッグとの摩擦に注意
ショルダーバッグは引っかかりの大敵。
2. アクセサリーのチェーンに引っかかりやすい
特にネックレスは要注意。
3. 着脱時に無理に引っ張らない
伸びて戻らなくなることがある。
まとめ:レースは“扱い方次第で長く着られる”繊細素材
✅メリット
- 華やか
- 通気性◎
- 重ね着に強い
✅デメリット
- 引っかかり
- 透け
- 洗濯の弱さ
✅対策
- ネット洗い
- 手洗い
- 裏地確認
- 引っかかりに注意
しっかり扱えば長持ちする、魅力的な素材です。





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