ニットと一口に言っても
編み方・糸の太さ・素材・ゲージによって、
見た目も機能も着心地も大きく変わります。
- ざっくりニット
- リブニット
- ケーブルニット
- ハイゲージ/ローゲージ
- 畦(あぜ)編み
- ワッフル
- メランジ
- モヘア
- アラン
…など種類は無数。
「違いがわからない」という人向けに、
元アパレル店長として最もわかりやすい“ニット完全ガイド”を作りました。
ニット素材の種類まとめ【元アパレル店長が徹底解説】
ニット種類まとめ【早見表】
| ニット名 | 特徴 | 季節 | 見た目の印象 | 厚み |
|---|---|---|---|---|
| ハイゲージ | きめ細かい編み | 春秋冬 | きれいめ | 薄〜中 |
| ローゲージ | ざっくり編み | 秋冬 | カジュアル | 厚い |
| ケーブルニット | 編み柄入り | 秋冬 | 立体&暖かい | 厚い |
| リブニット | 凹凸の縦ライン | 通年 | 細見え | 薄〜中 |
| 畦(あぜ)編み | 太め凹凸 | 秋冬 | ゆるめ | 厚い |
| ワッフル | 四角い凹凸 | 秋冬 | 軽い・カジュアル | 中 |
| 天竺(てんじく) | Tシャツ系編み | 通年 | シンプル | 薄い |
| メランジ | 杢(もく)調の糸 | 秋冬 | 柔らかい印象 | 中 |
| モヘア | 毛足長め | 秋冬 | ふわふわ | 中〜厚 |
ハイゲージニット(細かい編み)
特徴
- 目が細かい
- きれいめ・上品
- オフィスにも使える
代表アイテム
- 薄手ニット
- ニットT
- ハイゲージカーディガン
メリット
- 毛玉になりにくい
- シワも出にくい
ローゲージニット(ざっくり編み)
特徴
- 太い糸でざっくり
- カジュアル・こなれ感
- 冬向け
メリット
- 暖かい
- 体型カバー
デメリット
- 重い
- 毛玉ができやすい
\毛玉に関するブログは下から/
ケーブルニット(編み柄入り)
特徴
- 立体柄が特徴
- 暖かく見える
- カジュアルでもきれい見え
✅代表:アラン模様
リブニット(縦ライン)
特徴
- ピタッと伸びる
- 縦ラインで細見え効果
使われる服
- タートル
- ニットワンピ
- ニットT
畦(あぜ)編み
特徴
- 太い線のような凹凸
- ニットらしい立体感
- ゆるい雰囲気
ワッフルニット
特徴
- 四角い凹凸模様
- 軽くてスポーティ
- メンズにも多用
天竺(てんじく)
特徴
Tシャツにも使われる「最も基本的な編み」。
- 通年使える
- 伸びが良い
- 型崩れしやすい
メランジ(杢調)
特徴
- 灰色が混ざったような“霜降り糸”
- ニットの表情が柔らかい
モヘアニット
特徴
- 毛足が長い
- 軽いのに暖かい
- 女性らしい素材
注意点
- 引っかかりやすい
- 毛抜けしやすい
ニット選びで失敗しないポイント【元店長が解説】
1. ゲージ(GG)を見る
- ハイゲージ(14G以上) → 薄手・上品
- 中ゲージ(7〜12G) → 標準
- ローゲージ(3〜5G) → ざっくり・厚手
2. 素材配合
- ウール → 暖かいがチクチク
- アクリル → 軽くて柔らかい
- ナイロン → 強度UP
- ポリエステル → シワ・伸びに強い
- カシミヤ → 高級、軽い、暖かい
3. 毛玉対策
ニット最大の悩みは毛玉。
4. 洗濯方法
ニットは素材によって洗濯が大幅に違う。
- 手洗い or ネット必須
- 平干しが基本(伸び防止)
\ニットの伸びを戻す方法はこちら/
ニットに多い悩みと対策
■ 伸びる
→ 吊り干しNG
→ 平干し必須
■ 毛玉
→ 摩擦を避ける
→ 裏返し洗い
■ チクチク
→ ウール比率が原因
→ インナーで防ぐ
→ “チクチクしない素材”を選ぶ
\ニットがチクチクする原因と対策/
ニットが向いているアイテム
- ニットT(春秋)
- 厚手ニット(冬)
- タートルネック
- カーディガン
- ニットワンピ
- ニットスカート
まとめ:ニットは“種類”を知るだけで選び方が変わる
- ハイゲージ → きれいめ
- ローゲージ → カジュアル
- リブ → 細見え
- ケーブル → 立体感
- ワッフル → スポーティ
- モヘア → ふわふわ
特徴を知るだけで服選びが圧倒的にラクになります。






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