
この記事は、アパレル歴20年の店長経験者が詳しく解説しています。【筆者プロフィール】
猛暑日が続く日本の夏。
「同じ気温なのに、服によって暑さが全然違う…」と感じたことはありませんか?
実は、夏の不快感は“気温”よりも「汗が乾かない」「肌に張り付く」「風が抜けない」ことで一気に増えます。
逆に言えば、素材・形・色を少し変えるだけで、体感温度はかなりラクになります。
そこで本記事では、元アパレル店長として、売場で「暑い日に選ばれていた服」「涼しく見える服」の共通点をもとに、本当に涼しく感じる服の条件をわかりやすくまとめました。
- 夏に涼しい服の条件(通気・吸湿速乾・張り付きにくさ)が整理できる
- 涼しい素材のおすすめ順(リネン/綿/レーヨン/機能ポリ/シアー)が分かる
- 避けたい素材(ナイロン・厚手綿・ポリウレタン多め)の理由が分かる
- 涼しく見えるシルエット・色・アイテム別の選び方が分かる
- 「涼しいのに細見え」する組み合わせ例まで分かる
夏に涼しい服とは?【一覧表】
| 涼しい理由 | 特徴 |
|---|---|
| 通気性が良い | 風が抜けやすい素材・織り |
| 吸湿・速乾 | 汗をすぐ吸ってすぐ乾く |
| 色が明るい | 熱を吸収しにくい |
| 肌に張り付かない | さらっとした質感 |
暑さの原因を見分けるチェック(3秒診断)
当てはまる行から読むと、最短で「涼しい服」に近づけます。
| よくある悩み | 原因の可能性 | 読むべき章 |
|---|---|---|
| 汗でベタついて、服が肌に張り付く | 素材が吸湿・速乾に弱い | 1. 夏に涼しい素材 |
| 外は暑いのに、室内の冷房で冷える | 素材とレイヤーの選び方 | 1. 夏に涼しい素材 + 6. 暑さ対策 |
| 黒や厚手を着ると、とにかく熱い | 色・厚み・風の抜け | 4. 色の選び方 + 3. シルエット |
| 服は涼しいのに、見た目がだらしなくなる | 形の選び方・細見え設計 | 7. 涼しいのに細見え |
1. 夏に涼しい素材【元店長のおすすめ順】
① リネン(麻)
最強の通気性。汗を吸ってすぐ乾く。
夏の涼しい素材 No.1。
- 風が通る
- サラッとしている
- 自然なシワ感がおしゃれ
- 汗ジミが目立ちにくい
リネンは涼しい反面「シワ」が出やすいので、時短で整える方法も知っておくと安心です。
② コットン(綿)
肌触りが良く、吸水性も高い。
- 通気性バランスが良い
- 汗を吸ってくれる
- Tシャツはコットンが基本
夏は汗・皮脂で黄ばみやすいので、白Tのケアだけ先に押さえておくと長持ちします。
③ レーヨン(ビスコース)
落ち感があり、ひんやりしやすい。
- 肌にまとわりつかない
- 風に揺れる涼しさ
- テロっとした落ち感で細見え
レーヨンは“涼しいけど弱い素材”でもあるので、扱い方までセットで確認すると失敗しにくいです。
④ ポリエステル(吸汗速乾タイプ)
“スポーツ用”など機能繊維は夏に強い。
- 汗を吸ってすぐ乾く
- カビ・臭いがつきにくい
- シワになりにくい
吸汗速乾でも“蒸れやすさ・静電気”などクセがあるので、素材の特徴を知ると選びやすくなります。
⑤ シアー素材(透け感系)
夏トレンドの代表格。
- シフォン
- オーガンジー
- レース…など。
透け感素材は“種類で扱い方が変わる”ので、気になる素材から先にチェックすると早いです。
また、「シアーを着たいけど透けるのが不安…」という人は、インナー色まで含めた対策が一番効きます。
2. 夏に避けたい素材
■ ナイロン
熱がこもりやすい。
■ 厚手コットン
重く、汗が乾きにくい。
■ ポリウレタン多め(伸縮素材)
汗でベタつきやすい。
3. 涼しく見える“シルエット”の選び方
① 体のラインに張り付かない形
- ストレートワンピ
- ゆるめのTシャツ
- ワイドパンツ
② 腕・足を程よく出す
- ノースリーブ
- 半袖Tシャツ
- ひざ下スカート
肌の露出=熱が逃げやすくなる。
③ 風が抜けるデザイン
- フレアスカート
- プリーツ
- ドルマン袖
4. 夏に涼しい“色”の選び方
■ 白・ライトグレー・ベージュ
→ 太陽光を反射するため涼しい。
■ 黒は涼しくないが“引き締まる”
使う場合は、
- シアー素材
- ノースリーブ
- 風の通る形
これらで夏向けに。
“涼しさ”と“細見え”を両立させたいなら、配色の基本を押さえるのが近道です。
5. アイテム別“夏に本当に涼しい服”
① Tシャツ
- コットン100%
- 薄手
- 首の詰まりすぎないクルーネック
- 白・ライトグレー
② ブラウス
- シアー素材
- コットンブロード
- リネン混
③ ワンピース
- Iラインorストレート
- リネン・レーヨン
- ノースリーブ or フレンチスリーブ
④ パンツ
- リネンワイドパンツ
- 冷感素材のテーパード
- ストレッチ少なめ
⑤ スカート
- プリーツ
- Aライン
- シフォンスカート
6. 夏の暑さ対策(着こなし技)
✔ インナーは“吸汗速乾”
汗がこもらず快適。
汗をかく時期は、快適さだけでなく“汗臭・におい残り”対策まで考えると後悔しません。
✔ ベルトは細いもの
太いベルトは熱を溜める。
✔ バッグは小さめが楽
大きいバッグ → 脇汗がつきやすい。
✔ 髪をまとめるだけで涼しい
首回りが熱くなりにくい。
7. “涼しいのに細見え”する組み合わせ
■ 白Tシャツ × 黒ワイドパンツ
→ 涼しい × 痩せ見え
■ リネンシャツ × Iラインスカート
→ 大人の夏コーデ
■ シアーブラウス × カーキパンツ
→ 軽さと抜け感がある
「細見え」自体のルールも知っておくと、夏コーデ全体の失敗が減ります。
まとめ:夏に涼しい服は“素材×形×色”で決まる
- 涼しい素材:リネン・コットン・レーヨン・吸汗速乾
- 涼しい形:風が抜ける・ゆとりがある
- 涼しい色:白・ライトカラー
夏のコーデは「軽さ」「通気性」「吸湿性」が最重要。
素材を変えるだけで、体感温度は大きく変わります。
最後に、季節で服選びの基準は真逆になるので、冬の“暖かい服選び”もセットで読むと理解が一気に深まります。















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