同じ厚みでも
暖かい服と寒い服の差は“素材と構造”の違いです。
元アパレル店長として、
本当に暖かく感じる服の選び方・素材・重ね着テクを
初心者向けにまとめました。
冬でも暖かい服の選び方【元アパレル店長が徹底解説】
冬に暖かい服の条件【一覧表】
| 暖かさの理由 | 特徴 |
|---|---|
| 断熱性 | 熱を外へ逃がさない |
| 保温性 | 空気を含みやすい素材 |
| 起毛 | 肌触りが良く、体温を保持 |
| 防風性 | 冷たい風を通さない |
| 吸湿発熱 | 水分を吸うと発熱する素材 |
1. 冬に暖かい素材【元店長おすすめ順】
① ウール(特にメリノウール)
天然の吸湿発熱素材。
体温を逃がしにくく、暖かいのに蒸れにくい。
- 起毛しやすい
- 保温力が高い
- ニットでは王道素材
\下の記事もあわせてご覧ください/
② カシミヤ
高級素材の代名詞。
圧倒的な暖かさと軽さ。
- ふんわり
- 肌触りが最高
- 高価だが長持ち
③ ダウン(羽毛)
アウター素材として最強クラス。
- 空気を含む量が多い
- 軽いのに暖かい
- 良質ダウンは冬の最終兵器
④ フリース(ポリエステル系)
軽くて速乾。冬インナーの代表格。
- 価格が安い
- 軽量
- 家で洗えて扱いやすい
⑤ ヒートテック系(吸湿発熱)
肌着に最適。
- 薄いのに暖かい
- 動いても蒸れにくい
※ 薄手インナーに頼りすぎると
「外気を遮断するアウター不足」で寒くなる点に注意。
⑥ ボア・起毛素材
見た目も暖かく防寒性が高い。
- 裏起毛スウェット
- ボアフリース
- 起毛レギンス
2. 冬に寒く感じやすい素材
■ レーヨン
吸水性はあるが、冷えやすい。
■ 綿100%の薄手Tシャツ
冬は熱を逃がしやすい。
■ ナイロン単体
風に弱く、保温性も低い。
※アウターの表地としては優秀。
\下の記事もあわせてご覧ください/
3. “暖かい服”は3層構造で作る
① ベースレイヤー(肌に近い層)
- 吸湿発熱素材(ヒートテック)
- メリノウールインナー
→ 汗冷えを防ぐ
② ミドルレイヤー(熱をためる層)
- ウールニット
- フリース
- スウェット
- カーディガン
→ 空気をしっかり含ませるのがコツ
③ アウター(外気を遮断する層)
- ダウン
- ウールコート
- 中綿ジャケット
→ 防風性があると暖かさUP
4. 冬に“本当に暖かい服の組み合わせ”
■ ヒートテック × ウールニット × ダウン
→ 最強の防寒セット
■ メリノインナー × フリース × ナイロンシェル
→ アウトドア並の暖かさ
■ リブニット × ウールコート
→ きれいめ+暖かい“街向きコーデ”
5. 冬の防寒小物も効果抜群
■ マフラー
首元を温めると体感温度が大幅にUP。
■ 手袋
手先が冷えると全身が寒く感じる。
■ 帽子(ニットキャップ)
頭からの熱放出を防ぐ。
6. 冬に暖かくなる“着こなしテク”
✔ インナーは薄くても良質なものを
分厚いインナーは汗で冷えやすい。
✔ 風が入る隙間を作らない
袖口・首・裾の隙間をなくすと暖かい。
✔ スカートの日は“裏起毛タイツ”
足元を温めると体全体が暖まる。
✔ 靴下はウール混がおすすめ
足先が温まると冷えにくい。
7. 素材×シルエットで“細見えしながら暖かく”
■ ウールコート(ストレートライン)
→ 暖かい + スマート
■ タートルネック × ロングコート
→ 首元の防寒性が高く細見え
まとめ:冬に暖かい服は“素材と重ね方”で決まる
- 暖かい素材:ウール・カシミヤ・ダウン・フリース・発熱素材
- 暖かくなる構造:ベース・ミドル・アウターの3層構造
- テクニック:隙間を作らない・小物を使う・素材選びを意識
素材を正しく選ぶだけで、
冬の寒さは大きく軽減できます。





コメント