スウェットは楽で便利な反面、
- 首元がすぐ伸びる
- 袖口がビロビロになる
- 裾が波打つ
- 全体がだらしなく見える
という悩みが多いアイテム。
実はスウェットは“ニットと同じ編み構造”。
そのため摩擦・重力・洗濯の影響を強く受け、
ヨレや伸びが起きやすい素材です。
元アパレル店長として、今日からできる対策を解説します。
スウェットがヨレる原因と対策【元アパレル店長が徹底解説】
スウェットがヨレる主な原因
| 原因 | 説明 |
|---|---|
| ニット編みの構造 | 編み目が伸びやすい |
| 洗濯の摩擦 | 顔まわり・袖のヨレを招く |
| ハンガー干し | 肩・首・裾が伸びる |
| 重さでの“自重伸び” | 厚手スウェットは特に起きる |
| 乾燥機の熱 | 縮み＋ヨレの原因 |
| サイズ選び | 大きすぎると形崩れしやすい |
1. スウェットは“伸びやすい構造”だからヨレやすい
スウェットはニットと同じ「編み目構造」。
編み目が動きやすいため、
- 重さ
- 摩擦
- 洗濯負荷
こういった原因で簡単に形が崩れます。
✔ 厚手スウェットほど自重で伸びる
重い生地 → 下方向に引っ張られてヨレやすい。
＼下の記事もあわせてご覧ください／
2. 洗濯で伸びる（最も多い）
✔ 洗濯時の摩擦
- 顔まわり
- 袖口
- 裾
特にこれらはダメージを受ける。
✔ 対策
- 洗濯ネット必須
- 裏返して洗う
- おしゃれ着洗剤（中性）を使う
- 他の重い服（デニム・パーカー）と分ける
＼下の記事もあわせてご覧ください／
3. ハンガー干しが“伸びの元凶”
スウェットは重さで、
- 肩
- 袖
- 首
- 裾
これらが下方向に引っ張られ、伸びてしまいやすい。
✔ 乾燥法の正解
- 平干し（最も伸びない）
- ハンガー干ししかできない時は
→ 肩幅ぴったりの厚いハンガーを使用
→ 二つ折りで干して重さを分散
＼下の記事もあわせてご覧ください／
4. 乾燥機でヨレ＋縮みが一気に悪化
乾燥機は便利ですが、
スウェットにとっては“伸び・縮みのダメージ源”。
✔ NG
・乾燥機
・高温での乾燥
・強風でバタバタさせる
✔ OK
・自然乾燥
・日陰干し
・平干し
5. 首元がすぐヨレる原因と対策
✔ 原因
- 着脱時の引っ張り
- 重いフードによる負荷
- 洗濯時の摩擦
- ハンガー干し
✔ 対策
- 着脱時に首を引っ張らず“裾”から持つ
- ネット洗い
- 薄手スウェットにする
- リブがしっかりした物を選ぶ
6. 袖口・裾の“ビロビロ問題”はリブの質が原因
スウェットの袖口や裾はリブ（ゴム編み）。
ここが弱いとすぐ伸びる。
✔ 対策
- リブが“厚く・固く・キュッとしている物”を選ぶ
- 薄いリブ・ゆるいリブは避ける
- 洗濯ネット必須
7. サイズ選びも重要（大きすぎはNG）
オーバーサイズは可愛いですが、
スウェットでやりすぎると…
- “だらしないシルエット”
- 生地が余りすぎてヨレやすい
- 自重で伸びる部分が増える
✔ 正解サイズ
“肩幅ジャストで、身幅が少しゆとり”のもの。
8. 今日からできる“ヨレ防止ルーティン”
① 裏返してネットに入れる
摩擦ダメージを最小限に。
② 平干し（最強）
伸びをほぼカット。
③ 脱水は1分以内
長すぎると繊維がヨレやすい。
④ 長時間ハンガー掛けしない
乾いたらすぐ畳む。
⑤ 生地選び
ポリエステル混の軽い生地がヨレにくい。
＼下の記事もあわせてご覧ください／
まとめ：スウェットのヨレは“構造＋洗濯＋干し方”でほぼ決まる
✅今日からできるポイント
- 必ずネットに入れて洗う
- 乾燥機NG
- 平干しが最強
- リブの質を重視する
- オーバーサイズのやりすぎに注意
少しの習慣改善で、
スウェットは“長持ち × 型崩れしない”アイテムになります。
コメント