「手袋からイヤな匂いがする」
「使い始めてすぐ臭うようになる」
「洗っても匂いが残ってしまう…」
こんな悩みは冬の小物でよくあるトラブルです。
手袋は肌に直接触れる部分が多く、
汗・皮脂・湿気を吸いやすいアイテム。
そのため、使い方や素材によってはすぐ匂いが発生してしまいます。
そこでこの記事では元アパレル店長として、
手袋が臭くなる原因と、今日からできる正しい対処法をまとめます。
手袋が臭くなる原因と対処法【元アパレル店長が徹底解説】
手袋が臭くなる主な原因
まずは、なぜ手袋が臭うのか原因を整理してみましょう。
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 汗や皮脂が吸収される | 手のひらは汗腺が多く、蒸れやすい |
| 蒸れて湿気がこもる | 乾きにくい素材は雑菌が繁殖しやすい |
| 洗えない素材を放置している | 革・ウールは汚れが蓄積しやすい |
| 乾燥が不十分 | 生乾き臭や雑菌の増加につながる |
| 保管環境の湿気 | カバンや収納の湿気で匂い戻りが起きる |
ここからは原因別に詳しく見ていきます。
1. 汗・皮脂が吸収されて臭いの元になる
手のひらは非常に汗をかきやすく、
手袋の中が蒸れやすい場所です。
汗・皮脂を吸ったまま乾かさないと、
雑菌が繁殖し、独特のニオイにつながります。
✔ 対策
- 使用後は手袋の内側を広げて必ず乾燥
- 2日連続で使わず“ローテーション”を組む
- インナー手袋を活用して汚れを分散
2. 手袋の素材が湿気をためやすい
素材によっては、
「汗が吸いにくい → 蒸れる → 雑菌が増える」
という悪循環が起きやすくなります。
✔ 匂いやすい素材
- 合成皮革
- ナイロン系の厚手手袋
- 撥水加工で通気性が低いもの
✔ 対策
- 裏地が“吸湿性のある素材”を選ぶ
- コットン裏地・フリース裏地は比較的蒸れにくい
- スポーツ手袋や防寒手袋は定期的に洗う
3. 洗えない素材を放置している
レザー手袋・ウール手袋は、
素材特性上“洗いにくい・乾きにくい”ため、汚れが蓄積しやすいです。
✔ 対策
- 表面を除菌シートで軽く拭く
- ウールは中性洗剤で短時間手洗い
- 革手袋は専用クリームで表面ケア
- 洗えないタイプは“インナー手袋”併用がおすすめ
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4. 乾燥が不十分(生乾き臭の発生)
手袋を洗ったのに臭いが残る場合、
“乾燥が甘い”ことがほとんどの原因です。
特に厚手手袋は、
外側が乾いても内側が湿ったまま、ということがよくあります。
✔ 対策
- 指先を広げて風が通るように干す
- サーキュレーターを近くで当てる
- 除湿機で短時間乾燥させる
- 中まで完全に乾くまで使わない
5. 保管環境の湿気で“匂い戻り”が起きる
カバンや玄関収納の湿気で、
使用後に匂いが復活してしまうことがあります。
✔ 対策
- 収納時はしっかり乾燥させてから入れる
- カバンの底に消臭シートを入れる
- 湿気の多い場所での保管は避ける
今日からできる“手袋の匂い対策”
- 使用後は必ず乾燥させる
- 2つの手袋をローテーションで使う
- インナー手袋で汗・皮脂を防ぐ
- 素材に応じた正しい洗い方をする
- 湿気の少ない場所に保管する
これだけで手袋の匂いトラブルは大幅に減ります。
まとめ:手袋の匂いは「汗・湿気・乾燥不足」が原因
手袋が臭くなるのは、
- 汗・皮脂の蓄積
- 素材の通気性不足
- 洗えない素材の放置
- 乾燥不足
- 湿気の多い保管場所
といった複数の要因が重なって起きます。
しかし、
- 使用後の乾燥
- 洗濯や素材ケア
- インナー手袋の活用
など、少しの工夫でニオイはしっかり防げます。
快適に使い続けるために、
今日からぜひケア方法を見直してみてください。




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