
この記事は、アパレル歴20年の店長経験者が詳しく解説しています。【筆者プロフィール】
淡い色(パステル・くすみカラー)って可愛いのに「なんか似合わない…」となりがちですよね。
- 「ベージュやパステルを着ると、顔がぼんやりする…」
- 「優しい色のはずなのに、なぜか老けて見える」
- 「淡い色に憧れるのに、結局いつも黒や濃色に逃げる」
柔らかい色(淡色)が似合わないと感じるのは、センスよりも“肌映り(顔色)”と“明度の近さ”と“輪郭の作り方”が原因のことが多いです。
元アパレル店長として接客してきた中でも、淡色が苦手な方は「似合わない」のではなく、だいたい顔まわりが同じ明るさでのっぺりしているだけでした。
そこでこの記事では、柔らかい色をやめずに、顔色が沈まない・ぼやけない着こなしに変える方法を解説します。
- 淡い色が似合わない原因
- 顔色がよく見える淡色の選び方
- ぼやけない明暗差の作り方
- 淡色でも部屋着っぽく見せないコツ
- NG→OKで分かる整え方
- 今日からのチェック表
柔らかい色が似合わない原因一覧(早見表)
まずは「どこで損しているか」を最短で見つけるために整理します。
| ありがちな悩み | 主な原因 | すぐ効く改善のコツ |
|---|---|---|
| 顔色が悪く見える | 顔まわりが淡色だけ/血色が足りない | 首元に締め色 or ツヤ小物を入れる |
| ぼやけて見える | 明度が近い色ばかりで輪郭が消える | ベース+締め色+抜け色(3色) |
| 老けて見える | くすみ色+マット素材で“疲れ感” | ツヤ素材・金具・白を一点入れる |
この表で一番当てはまる行から読むと、ムダなく改善できます。
尚、もし「淡色だけじゃなく、他の服も何となく似合わない…」と感じるなら、原因を全体像から整理すると迷いが減ります。
顔色が沈んで見える原因
起きる理由(淡色は“血色”を奪いやすい)
柔らかい色(ベージュ、アイボリー、淡ピンク、ライトグレー等)は、肌の色と近いと顔の血色が薄く見えることがあります。
特に…
- 首元が詰まっている
- 髪色も明るい/薄い
- 眉やリップが薄い
この状態だと、顔まわりの印象がぼんやりしやすいです。
首元の“抜け”は淡色コーデの生命線なので、首が短く見える人ほど先にここを直すと効果が出やすいです。
起きやすい服の種類
- ベージュのニット(首が詰まる)
- アイボリーのスウェット(マットでぼやける)
- 淡色ワントーン(顔まわりが淡色だけ)
対策(顔まわりに“締め”か“血色”)
- 首元に締め色を入れる(インナー・ストール・アクセ)
- Vネックや開きのある首元で“抜け”を作る
- リップやチークで血色を足す(メイク面の最短ルート)
- 迷ったら「淡色トップス+濃色ボトム」で顔まわりを軽くしすぎない
特にタートルやハイネックで顔色が沈むタイプは、相性の見極めだけでもかなりラクになります。
明度が近すぎて“のっぺり”見える原因
起きる理由(輪郭が消える)
淡色は優しい反面、上下も小物も淡色だと境目がなくなり、体の輪郭が消えて“のっぺり”見えます。
これは体型の問題というより、配色の設計の問題です。
「締め色・抜け色の入れ方」が難しい人は、色合わせの基本(3色ルール)を先に型として持っておくと失敗が減ります。
起きやすい組み合わせ
- アイボリー×ベージュ×ライトグレー(全部同じ明るさ)
- ベージュコート×ベージュトップス×ベージュボトム(全身同系色)
- 小物も全部淡色(点がない)
対策(3色ルールで立体感)
- ベース:淡色(主役)
- 締め色:黒・ネイビー・濃ブラウン(輪郭)
- 抜け色:白・シルバー(軽さ)
淡色コーデは「淡色+締め色+白(or金具)」にすると、立体感が出て失敗しにくいです。
「淡色が怖くて、結局いつも黒に戻る…」という人は、黒の使い方を整理すると“戻り癖”が止まります。
くすみ+マット素材で“疲れて見える”原因
起きる理由(淡色ほど素材感が目立つ)
淡色は汚れやシワ、毛羽立ちが目立ちます。
さらに、くすみカラー(グレージュ等)×マット素材(綿・ニット)だけだと、顔まわりが“疲れて見える”ことも。
注意したい素材・状態
- 毛羽立ったニット(白っぽく見える)
- スウェットのヨレ(部屋着感)
- シワが強い素材(清潔感が落ちる)
淡色は「毛羽立ち・毛玉」で一気に“疲れ感”が出るので、ケア方法だけ先に押さえておくと安心です。
また、淡色はシワが「目立つ=清潔感」で損しやすいので、時短で整える手順もセットでどうぞ。
対策(ツヤと点で“生き返らせる”)
- ツヤ素材を一点入れる(レザー調・サテン調・ナイロンなど)
- 金具アクセ(シルバー/ゴールド)で“点”を作る
- 白を一点入れて“明るさ”を戻す
- シワ・毛羽立ちは即ケア(淡色は清潔感が最優先)
NG例 → OK例(比較で理解を深める)
❌ NG例
ベージュニット(首詰まり)× ベージュパンツ × ベージュ小物
→ 顔まわりが淡色だけで血色が消え、明度差もなく“のっぺり”しやすい。
⭕ OK例
ベージュニット × 黒(or濃ブラウン)ボトム × シルバーアクセ(or黒バッグ)
→ 締め色で輪郭ができ、金具で点が入り、顔色も沈みにくい。
どう改善されるか
- 顔まわりがぼやけず、血色が戻って見える
- 立体感が出てスタイルが良く見える
- 淡色でも“上品で垢抜け”に寄る
淡色で“可愛い寄り”になりやすい人は、同じ「輪郭作り」の考え方がフェミニンでも使えます。
今日からできる「淡い色」チェック表(ぼやけない型)
迷ったら、まずは次の5つを上から順に当てはめればOKです。
| チェック項目 | 今日からの具体策(迷ったらこれ) |
|---|---|
| ① 明暗差を1つ作る | 淡色だけでまとめず、グレー/ブラウン/ネイビー等の締め色を1点入れる |
| ② 顔まわりは“似合う淡色”に寄せる | 黄みが苦手なら青み寄り、青みが苦手ならベージュ寄りなど、顔の近くから調整する |
| ③ 素材で“部屋着感”を消す | スウェット素材が多い日は、どこか1点をきれいめ素材(シャツ/ニット等)にする |
| ④ 輪郭はIかYに固定 | 淡色は膨張しやすいので、上下ゆるゆるを避けて縦ラインを意識する |
| ⑤ 小物で締める | バッグ/靴/ベルトで締め色を入れて、淡色のぼやけを止める |
この5つを押さえると、「顔色が悪い」「ぼやける」「部屋着っぽい」を避けやすくなります。
ここからは、各項目のポイントを短く補足します。
① 明暗差を1つ作る
淡色は“やさしい”反面、輪郭が消えやすい色です。
締め色を1点入れるだけで、淡色の良さを残したまま全体が締まります。
② 顔まわりは“似合う淡色”に寄せる
似合わないと感じる時は、色そのものより「顔の近くの色」が原因になりがちです。
トップスやストールなど、顔まわりの淡色を調整すると、顔色がパッと見えやすくなります。
③ 素材で“部屋着感”を消す
淡色は素材がラフだと、そのまま“部屋着感”になりやすいです。
どこか1点だけでもシャツ・きれいめニットなどを入れると、きちんと感が戻ります。
④ 輪郭はIかYに固定
淡色は膨張して見えやすいので、上下ともゆるいとボリュームが出すぎます。
I(縦)かY(上ゆる下すっきり)に固定すると、淡色でもバランスが整います。
「淡色だと太って見える…」が強い人は、色だけでなく“太見えの型”を潰すのが早いです。
⑤ 小物で締める
服を淡色でまとめるなら、小物は締め色にすると簡単です。
バッグか靴だけでも濃い色にすると、のっぺり感が一気に減ります。
「締め色を入れたくても、つい白・淡色だけでまとめてしまう」人は、白の使い方をルール化すると安定します。
以上、このチェック表を型にすれば、淡い色でも“似合わない感”が出にくくなります。
まとめ
淡い色が似合わないと感じる時は、色そのものより「ぼやける条件」が揃っていることが原因になりやすいです。
淡色は優しい分、明暗差・素材・輪郭・小物が弱いと一気にのっぺりします。
今日からは次の順番で当てはめればOK。
- 締め色を1点入れて明暗差を作る
- 顔まわりの淡色を“自分に合う寄り”に調整する
- どこか1点をきれいめ素材にして部屋着感を消す
- IかYの輪郭に固定して膨張を抑える
- 小物で締めて全体を整える
よくある失敗は、「淡色だけで輪郭が消える」「素材がラフで部屋着っぽい」「上下ゆるくて膨張する」の3つ。
迷ったら、まず①(締め色1点)と⑤(小物で締める)だけでも見え方が変わります。
そこに③④を足すと、淡色でも“ふんわり可愛いのに大人っぽい”方向に寄せやすくなります。
最後に、淡色に限らず「どこから直すべき?」を優先順位で進めたい方は、改善手順も用意しています。














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