ジャケット、スカート、ワンピース、セットアップ…
秋冬に欠かせない存在が ツイード(Tweed)生地。
上品・華やか・高級感のある見た目が魅力ですが、
「チクチクしやすい」「重い」「毛玉が気になる」などの悩みも多い素材です。
アパレル歴20年の元店長として、
「ツイードとは何か/特徴/種類/注意点/選び方」を初心者にも一発でわかるように解説します。
ツイード生地の特徴と種類【元店長アパレルが徹底解説】
ツイード生地の特徴まとめ【比較表】
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 見た目 | 凹凸のある高級感・立体感 |
| 季節性 | 主に秋冬 |
| 重さ | 中〜重め |
| 保温性 | とても高い |
| 耐久性 | 摩擦に強い(種類による) |
| チクチク | ウール混は肌に当たる場合あり |
| 洗濯 | 基本は手洗い不可。クリーニング推奨 |
ツイード生地とは?
ツイードは
太めの糸を複雑に織り込んだ、凹凸(ざっくり感)が特徴の厚手生地。
✅主な素材
- ウール
- アクリル
- ポリエステル
- ナイロン
- 綿
特に「ウール×アクリル」の組み合わせが一般的。
ツイードの種類(見た目が大きく違う)
① ノーマルツイード(伝統的なツイード)
- ざっくり感が強い
- 温かくやや重い
- ジャケット・スカートに多い
クラシックな“冬の定番”。
② ブークレツイード(ふわふわの糸)
- ループ状の糸で柔らかい
- 表面がふっくら
- フェミニン・華やか
※最近のレディース服に最も多いタイプ。
③ ヘリンボーンツイード
- 魚の骨のような「V字」柄が特徴
- メンズライク
- コート・ジャケットに多い
④ ツイードニット(柔らかくて軽い)
- ニット編みのツイード風
- 軽くて伸びる
- 子育て世代・オフィスにも人気
ツイードのメリット
1. 高級感があり、華やか
織りの立体感があるため
1枚で“きちんと感”が出る素材。
2. 防寒性が高い
厚みがあるため、冬の外出に強い。
3. デザイン映えする
- セットアップ
- ワンピース
- ジャケット
このような華やかな服に最適。
ツイードのデメリット
1. チクチクしやすい(ウールが原因)
特に肌の弱い人は注意。
\ニットがチクチクする原因と対策/
2. 重い
暖かい反面、肩が疲れることも。
3. 洗濯しにくい
多くのツイードは
家庭洗濯NG → クリーニング必須。
4. 糸の引っかかりに弱いタイプもある
特にブークレは注意。
ツイード素材の選び方(元店長が教えるコツ)
1. 素材比率を見る
- ウールが多い → 高級・チクチク
- ポリエステル多め → 軽くて扱いやすい
- アクリル多め → ふんわり
2. 裏地の有無
裏地がないツイードは“ゴワゴワしやすい”。
3. 重さをチェック
同じツイードでも重さが異なる。
軽いものほど着やすい。
4. 表面の凹凸(ブークレの度合い)
- 凸凹強い → 華やか
- 凸凹控えめ → 上品見え・オフィス向き
ツイードに多い悩みと対策
■ チクチク
→ インナーを着る
→ ウール少なめを選ぶ
■ 毛玉
→ 摩擦の多いバッグに注意
→ 裏返して保管
\毛玉ができる原因と対策/
ツイードが向いているアイテム
- ジャケット
- スカート
- セットアップ
- ワンピース
- 冬用ハーフコート
特に“冬のイベント・オフィス・入学式系”に相性◎。
まとめ:ツイードは“冬の主役級”素材
✅特徴
- 凸凹感で高級
- 暖かい
- 種類が豊富
✅弱点
- 重い
- チクチク
- 洗濯しにくい
✅選び方
- 素材比率
- 重さ
- 裏地
- 凸凹の量
冬のワードローブに1着あると、ぐっと華やかになる素材です。





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