PR

ニットの静電気を防ぐ方法まとめ【元アパレル店長が徹底解説】

服のトラブル

冬の乾燥シーズンになると、

  • パチッと痛い
  • 髪が広がる
  • スカートに貼り付く
  • ニット同士がまとわりつく

など、静電気の悩みが一気に増えます。

実はこの原因は、
「素材 × 空気の乾燥 × 摩擦」の組み合わせです。

そこで本記事では元アパレル店長として、
【今日から使える静電気対策】をわかりやすくまとめます。

ニットの静電気を防ぐ方法まとめ【元アパレル店長が徹底解説】

ニットに静電気が起きる原因【一覧表】

原因内容
素材の組み合わせウール × アクリル × ポリエステルは帯電しやすい
乾燥湿度40%以下で静電気が発生しやすい
摩擦ニット同士・髪・コート裏地との摩擦
足元の素材タイツやブーツの摩擦でスカートが貼り付く

1. 静電気が起きにくい“素材の選び方”

① ウール100%は比較的帯電しにくい

意外ですが、天然繊維は静電気が起きにくい傾向があります。

② アクリル×ポリエステルは帯電しやすい

ニットの多くは化学繊維を使用しているため静電気が発生しがち。

下の記事もあわせてご覧ください

③ 異素材ミックスは静電気が強く出る

例)ウール × ポリエステル × ナイロン
→ 摩擦が増えるほど帯電量がUP。

2. 今すぐできる静電気対策(効果順)

① 柔軟剤を使う

柔軟剤の成分が繊維の表面をコーティングし、
摩擦による帯電を防ぐ最も手軽で効果的な方法。

  • 静電気防止効果つき柔軟剤はさらに◎
  • 香りが苦手な人は無香タイプでOK

② インナーを“天然素材”に変える

静電気は異素材の摩擦で起きるため、
肌側を綿100%・シルクにするだけで大幅に減ります。

【例】

  • ポリエステルブラウス × ニット → 静電気
  • コットンインナー × ニット → 軽減

③ スカートの貼り付きには“静電気防止スプレー”

特に…

  • ニットワンピ
  • ニットスカート
  • ストッキング × スカート

これらで強い効果を発揮。

④ 部屋の湿度を上げる(40〜60%が最適)

空気が乾燥すると静電気が溜まりやすい。

✅解決策

  • 加湿器
  • 洗濯物の部屋干し
  • 霧吹きで空間に軽く水をまく
下の記事もあわせてご覧ください

⑤保湿クリームを手や腕に塗る

肌の乾燥は静電気の大きな要因。
ハンドクリームを薄く塗るだけでも帯電が減る。

⑥ コートの裏地が“ポリエステル”の場合は注意

コートとの摩擦で静電気が増えやすい。
スプレーまたは天然素材のインナーで対策。

3. 帯電しにくいコーデの組み合わせ

■ 天然素材 × 天然素材

例)コットン × ウール
→ 一番帯電しにくい。

■ 天然素材 × 化学繊維

例)コットン × ポリエステル
→ 帯電は中程度。

■ 化学繊維 × 化学繊維

例)アクリル × ポリエステル
→ 最も静電気が起きやすい。

4. ニットワンピ・スカートの“貼り付き”対策

✔ 静電気防止スプレー

スカートの内側にサッと吹くだけで効果大。

✔ ペチコートを使う

ナイロン製より、キュプラ・ポリエステルの滑りが良い物が◎。

✔ タイツの素材に注意

ナイロン・ポリウレタンは静電気の原因になりやすい。

→ 綿混タイツや、化繊でも“静電気防止加工”つきを選ぶ。

5. ニットの素材別 静電気の起きやすさ

素材静電気の起きやすさ特徴
ウール天然繊維で帯電しにくい
カシミヤウール同様、帯電量が少ない
コットン帯電しにくいが摩擦で発生
アクリル冬ニットの静電気の最大要因
ポリエステル摩擦で強く帯電
ナイロン乾燥に弱く静電気が出やすい

6. NG行動(静電気が悪化する)

× ニット+裏地ポリエステルのコート

摩擦が増えて静電気が発生。

× 加湿なしの室内

湿度30%以下は静電気の“天国”。

× 乾燥した手でニットを触る

肌の乾燥 → 帯電量が上がる。

まとめ:静電気対策は“素材と摩擦”を意識するだけで改善できる

静電気を防ぐポイント

  • 柔軟剤を使う
  • 天然素材インナーを着る
  • 静電気防止スプレー
  • 湿度40〜60%
  • スカートはペチコートで対処

ニットの悩みの中でも解決効果が高く、
今日から誰でも実践できます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました