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ボタンが取れやすい原因と補強方法【元アパレル店長が徹底解説】

服のトラブル
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筆者
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この記事は、アパレル歴20年の店長経験者が詳しく解説しています。【筆者プロフィール】

「気づいたらボタンが半分取れかけている…」
「買ってすぐのシャツなのに、ボタンがゆるい」
「洗濯するたびにボタンが弱くなる」

ボタンは服の中でも特に負荷が集中しやすいパーツで、いったん糸が緩むと「緩む → ほつれる → 取れる」の流れが一気に進みます。

原因は「縫い付けが弱い」だけではなく、洗濯中の摩擦、乾燥機の回転、リュックのベルトが当たる位置、そして意外と多いのがサイズ不一致(胸・腹・肩まわりの引っ張り)です。

ボタンに横方向のテンションがかかった状態で着続けると、どれだけ丁寧に縫われていても消耗は早くなります。

そこで本記事では、元アパレル店長として販売・検品・お直し対応に携わってきた経験から、ボタンが取れやすい原因 と、自宅でできる補強方法(今日からできる順番つき)をわかりやすく解説します。

本記事で分かること
  • ボタンが取れやすくなる3大原因(糸・負荷・サイズ不一致)
  • 「ゆるい段階」で直すべき理由(放置が危険なワケ)
  • 洗濯・乾燥でボタンが弱くなるパターンと対策
  • サイズ不一致でボタンに負担がかかる見分け方
  • 巻き縫い(軸作り)で強度を上げるコツ
  • 今日からできる予防ルール(摩擦・テンションを減らす)

尚、先に下の記事からサイズが原因かどうかを“失敗パターン”で整理すると、解決までが早いです。

\服のサイズが合わない原因7つ/
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ボタンが取れやすい主な原因(一覧表)

原因内容
縫い付けが弱い・糸が劣化している糸が緩んでいる/摩耗して切れやすくなる
着用や洗濯で負荷が集中する動作・摩擦・水流でボタンに強い負荷がかかる
サイズ不一致による引っ張りサイズが合っていないとボタンに常に力がかかる

原因① 縫い付けが弱い・糸が劣化している

最も多い原因は、
ボタンを縫い止める糸の弱さ・劣化です。

  • 糸の巻き数が少ない
  • 止めの処理が甘い
  • 糸自体が細い

特に量産品は、スピード重視で縫われるため、“取れやすい条件”が揃っています。

また、乾燥機OK/NGの判断を間違えると、糸も生地も一気に弱るので、下の記事も参考にしてみてください。

\洗濯タグの見方まとめ/

✔ 糸の劣化が起きる原因

  • 摩擦に弱い素材
  • 経年劣化
  • 洗濯による糸の痩せ
  • 乾燥機の熱による劣化

そもそも洗濯の設定で“服が傷むルート”を塞ぐのが一番効くので、下の記事も参考にしてみてください。

\洗濯機で服が傷む原因/

また、下の記事は、繊維が摩耗するしくみに共通する部分があります。

\洗濯で服がゴワつく(硬くなる)原因と対策/

✔ 対策

  • 糸が緩んでいる場合は早めに補強
  • 細すぎる糸は太めのポリエステル糸に交換
  • ボタンの土台布もチェックする

原因② 着用や洗濯で負荷が集中する

ボタンは開閉の力・体の動き・摩擦が加わる部分なので、
糸がゆるみやすく、取れるきっかけになります。

✔ よく負荷がかかる状況

  • リュックの肩ベルトが胸のボタンに当たる
  • ジャケットの前を引っ張る動作
  • 洗濯中の水流による引っ掛かり
  • 乾燥機による激しい回転

摩擦が原因なら、まず“摩擦×洗濯×静電気”の全体像を押さえると対策が迷いません。

\毛玉ができる原因と正しい対策/

また、バッグのストラップが当たる/ずり落ちる人は、ここも一緒に直すと快適になります。

\バッグのショルダーがずり落ちる原因/

✔ 対策

  • 洗濯は必ず“裏返し+ネット”
  • 乾燥機は使わず自然乾燥
  • リュックを背負う際は胸ボタンに注意
  • 無理な姿勢で強く引っ張らない

原因③ サイズ不一致による引っ張り(重要)

服のサイズが合っていないと、
ボタン部分に常に横方向のテンション(引っ張り)がかかります。

特にシャツ・ブラウスは顕著。

  • 胸周りがきつい
  • 腹部がきつく前が閉まりにくい
  • アームホールが狭く動きで引っ張られる

こういった場合、どれほど強く縫われていても取れやすくなります。

「なぜか同じMでもサイズが合わない」問題は、通販だと特に起きやすいため、海外サイトを利用する方は下の記事もあわせてご覧ください。

\海外サイズが合わない原因と対策7つ/

✔ 対策

  • サイズは“胸囲・腹囲・肩幅”基準で選ぶ
  • 伸縮が弱い素材は特に注意
  • ボタンの負荷を軽減するためインナーを薄手にする

NG例 → OK例で補強を理解する

❌ NG例

糸がほつれたボタンを、そのまま放置して着用し続ける。

→ 糸が完全に切れ、ボタン紛失の原因に。

⭕ OK例

緩みを感じたら、

  • 糸を追加して“巻き縫い”で固定
  • 軸部分に糸を数回巻きつけて強度UP
  • 必要に応じて接着剤で軽く補強

→ ボタンの耐久性が大きく向上。

ほつれ・ダメージ系は「早めに補修」が共通の鉄則なので、下の【補修の考え方】が近いです。

\ダメージジーンズがほつれる原因と補修/

今日からできるボタンの補強・予防策

ボタンは「取れてから」より、緩んだ時点で補強すると失敗が激減します。

今日からできる具体策やること(目安)狙い
① “ゆるみ”の段階で即補強糸の浮き・ガタつきを見つけたら、その場で縫い足すほつれ→紛失の連鎖を止める
② 巻き縫いで「糸の軸」を作る縫い付け後、ボタン下の糸に数回巻き付けて固定開閉の負荷に強くする
③ 洗濯は裏返し+ネット+ボタンを留める裏返してネット、可能ならボタンを留めて洗う水流・引っ掛かりで糸が痩せるのを防ぐ
④ 乾燥機・高温を避ける乾燥機は極力避け、自然乾燥を基本にする糸と生地の劣化を抑える
⑤ サイズの引っ張りを減らす胸・腹・肩がきつい服は見直す/厚手インナーを避けるボタンに常時テンションがかかる状態を防ぐ

上の表は「全部やる」より、ボタンが取れるルートを先に塞ぐためのチェックです。

続いて、①〜⑤をもう少し具体的に解説します。

① “ゆるみ”の段階で即補強

糸が少し緩んだ状態は、実は「一番直しやすいタイミング」です。ここで縫い足しておけば、糸が完全に切れる前に止められるので、ボタン紛失や生地側の穴広がりを防げます。

② 巻き縫いで「糸の軸」を作る

開閉で一番負荷がかかるのは、ボタンの根元。縫い付けたあとに“軸”を作っておくと、ボタンが動いても糸が直接こすれにくくなり、耐久性が上がります。

③ 洗濯は裏返し+ネット+ボタンを留める

洗濯中の水流や他衣類との摩擦で、糸は少しずつ痩せていきます。

裏返し+ネットに加えて、留められるボタンは留めておくと、引っ掛かりが減って緩みにくくなります。

ネットやコース選びが曖昧な人は、“おしゃれ着洗い”の手順を一度固定すると安定するので、下の記事も参考にしてみてください。

\おしゃれ着洗剤の効果と使い方/

④ 乾燥機・高温を避ける

乾燥機の回転と熱は、糸・生地の両方に負担がかかりやすいため、ボタンの緩みが早い人ほど、まず乾燥機を避けるだけで進行が落ち着くことがあります。

また、熱ダメージは“縮み”として出ることも多いので、心当たりがある人は下の記事も参考にしてみてください。

\服が縮む原因は?正しい洗濯と対策/

⑤ サイズの引っ張りを減らす

サイズが合っていないと、ボタン部分に横方向のテンションが常にかかり、糸が削られるスピードが上がります。

特に胸・腹・肩まわりがきつい服は要注意。厚手インナーでさらに引っ張っていないかもチェックすると改善しやすいです。

最後に、迷ったら①ゆるみ即補強 → ③裏返しネット → ⑤サイズ見直しの順で入れると効果が出やすいです。

まとめ

ボタンが取れやすい原因は、以下の3つです。

  • 糸の劣化・縫い付けの弱さ
  • 洗濯・動作などの負荷
  • サイズ不一致による引っ張り

ただし対策はシンプルで、ポイントは「取れてから直す」ではなく、緩んだ時点で止めること。

まずは着用前にボタンを軽く触ってガタつきを確認し、少しでも緩いなら縫い足す。さらに、巻き縫いで軸を作っておけば開閉の負荷に強くなります。

今日からの実践手順(迷ったらこの順番)

  1. 緩みを見つけたら、その場で縫い足して止める
  2. 巻き縫い(軸作り)で根元を強化する
  3. 洗濯は裏返し+ネット、可能ならボタンを留めて洗う
  4. 乾燥機を避け、糸と生地の劣化を抑える
  5. 胸・腹・肩がきつい服はサイズ(またはインナー厚)を見直す

よくある失敗は「まだ取れてないから大丈夫」と放置すること。

ここだけで紛失・穴広がりにつながります。

お気に入りの服ほど、“ゆるみ段階での補強”をルーティン化して長持ちさせましょう。

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