「ダウンを着ると太って見える」
「着ぶくれしてシルエットが崩れる」
「もこもこしすぎて似合わない」
これらの悩みは、実はダウンの構造・素材・サイズ・着方が理由。
元アパレル店長として、
今日からスッキリ見える“正しい選び方と対策”をすべてまとめます。
ダウンジャケットが膨らむ原因と対策【元アパレル店長が徹底解説】
ダウンが膨らむ原因【一覧】
| 原因 | 具体例 |
|---|---|
| ダウン量が多い | フィルパワーが高すぎる |
| 表地が固い | ナイロンの厚み・ハリ感 |
| サイズが大きい | 肩・身幅に余りが出て太って見える |
| インナーが厚い | 着膨れが増える |
| 中の空気が抜けていない | 着た直後の“空気溜まり” |
| デザインが膨張型 | キルティング幅が広い・丸みのある形 |
1. ダウン量が多すぎる(フィルパワーの問題)
✔ 高品質ダウン=温かい=膨らみやすい
フィルパワーが高いほど、
“空気を含みやすく、見た目が大きく膨らむ” 性質があります。
✔ 対策
- 650〜750フィルパワーが“バランス最強”
- 800〜900はアウトドア向き(街用だと太って見える)
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2. 表地の素材が固い(ハリのあるナイロンが原因)
ダウンは 表地の素材で膨らみ方が全く違う。
✔ NG素材
- 厚手ナイロン
- ハードシェル
- 撥水加工が強い生地(ハリが出る)
✔ OK素材
- 薄手ナイロン
- マット質感のポリエステル
- とろみのある軽量素材
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3. サイズが大きすぎる(最も多い原因)
✔ 特に多い失敗
- 肩が余って“落ち肩”に見える
- 胸まわりがふくらむ
- 腰まわりが丸く見える
✔ 対策
- 肩幅が“自分の肩と完全に一致”する物を選ぶ
- 量感が少なめの“ショート丈”が細見え
- オーバーサイズは避ける(膨張の元)
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4. インナーが厚すぎる
✔ ダウン × 厚手ニット=最悪の組み合わせ
→ ダウン内側に“余計な空気”が入り、さらに膨らむ。
✔ 正解
- 薄手ニット
- ヒートインナー
- カットソー
- 軽量スウェット(裏毛)
※ “中は薄く、アウターは暖かく” が鉄則。
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5. 着た直後は“空気が溜まって膨らむ”だけ
ダウンは空気を含んで体温を逃さない構造。
✔ 対策
- 着た直後に両腕で軽く“抱きしめる”
→ 空気が外に押し出されてシルエットが落ち着く - ストンと落ちる素材のダウンを選ぶ
6. デザインが膨張型
✔ 膨らみやすいデザイン
- キルティングの幅が太い
- Aライン(裾広がり)
- 丸みシルエット
- ファー付き(重心が上に来る)
✔ 細見えデザイン
- Iライン
- キルティング幅が細い
- ノンファー
- ショート丈 or ウエストシェイプ
7. 今日からできる“膨らませない着方”
① ジップを全部閉めない
上半分を開けると縦ラインが生まれ細見え。
② 袖をまくる
手首が見えるだけで“スッキリ見え”。
③ 黒/ネイビー/濃色を選ぶ
明るい色ほど膨張して見える。
④ ボトムは細身で縦ラインを強調
- スキニー
- ストレート
- タイトスカート
スリムパンツは相性抜群。
まとめ:ダウンの膨らみは“量・素材・サイズ”で決まる
決してあなたの体型が原因ではありません。
今日からできる改善ポイントは――
- フィルパワーは650〜750
- 素材は薄手&マット
- 肩幅ジャスト
- インナーは薄手
- デザインはIライン
- 着た直後に空気を抜く
これだけで“驚くほど細見えするダウン”になります。










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