
この記事は、アパレル歴20年の店長経験者が詳しく解説しています。【筆者プロフィール】
「可愛いと思って買った服なのに、なぜか自分が着るとしっくりこない…」
「太って見えるわけではないのに、服を着ると野暮ったく見える…」
「流行の服を選んでいるはずなのに、なんとなく垢抜けない…」
このように感じたことはありませんか?

僕もアパレル時代、試着の段階で「可愛いのに、着るとなんか変…」という相談を何度も受けた経験があります。
実はその原因、体型やセンスだけではなく「骨格タイプ」と「服のシルエット」「素材・重心」が合っていないことにあるかもしれません。
骨格診断は「ストレート・ウェーブ・ナチュラル」の3タイプを軸に、自分に似合いやすい服の形や素材を見つける考え方です。
もちろん「このタイプだから、この服しか着てはいけない」というものではありません。
ただ、自分の骨格タイプを知っておくと、服選びで迷ったときに判断がつきやすくなります。
そこで本記事では、アパレル歴20年の経験から「骨格タイプ別に似合う服・素材・避けたい服の特徴」を分かりやすく解説します。
- 骨格診断で似合う服が分かる理由
- ストレート・ウェーブ・ナチュラルの違い
- 骨格タイプ別に似合う服・素材・避けたい服
- 自分の骨格タイプが分からないときの見分け方
- 骨格タイプを服選びに活かすコツ
骨格診断とは?似合う服が分かる理由

骨格診断は、単に「痩せている・太っている」を見るものではありません。
体の厚み、骨や関節の出方、筋肉や脂肪のつき方、重心の位置などから、自分に似合いやすい服の形や素材を見つけるための考え方です。
まずは、骨格診断で分かることを簡単に整理します。
| 項目 | 骨格診断で分かること | 服選びで役立つポイント |
|---|---|---|
| 体の見え方 | 厚み・華奢さ・骨感など | 着太りや野暮ったさを防ぎやすい |
| 似合うシルエット | Iライン・Xライン・ゆるめなど | 全身バランスを整えやすい |
| 似合う素材 | ハリ・柔らかさ・ざっくり感など | 服の質感で違和感が出にくい |
| 服選びの基準 | 得意な服・苦手な服の傾向 | 買い物で迷いにくくなる |
骨格診断は「体型」ではなく「服との相性」を見るもの
骨格診断というと、「自分の体型を細かく分類されるもの」と感じる方もいるかもしれません。
しかし実際には、骨格診断は体型の良し悪しを決めるものではなく、服と体の相性を見つけるための考え方です。
たとえば、同じMサイズの服でも、人によって似合い方は大きく変わります。
| 同じ服を着たときの違い | 起こりやすい見え方 |
|---|---|
| 体に厚みがある人 | 厚手素材や装飾で着太りしやすい |
| 華奢で柔らかい印象の人 | 重い素材で服に着られやすい |
| 骨感やフレーム感がある人 | ピタッとした服で骨っぽさが目立ちやすい |
僕が見てきた経験でも、サイズは合っているのに「なんか違う」と感じて試着室から出てくるお客様は少なくありませんでした。

その多くは、サイズよりも素材・形・重心のズレが原因になっていることが多かったです。
つまり骨格診断は、「痩せれば似合う」「体型を変えれば似合う」という話ではなく、今の自分の体に合う服を選ぶためのヒントになります。
「骨格以前に、なぜ服がしっくりこないのか」を整理したい方は、こちらの記事も参考になります。
骨格が分かると、似合うシルエットと素材が絞りやすい
「骨格タイプ」が分かると、服選びで見るべきポイントがかなり絞りやすくなります。
特に大きいのは、シルエットと素材の判断がしやすくなることです。
| 骨格タイプ | 似合いやすいシルエット | 得意な素材感 |
|---|---|---|
| ストレート | すっきりしたIライン | ハリ・上質感・表面がなめらかな素材 |
| ウェーブ | フィット&フレア | 軽い・柔らかい・揺れる素材 |
| ナチュラル | ゆるめ・ラフなシルエット | ざっくり・風合い・厚みのある素材 |
たとえば、骨格ストレートの方が「フリルたっぷりの柔らかい服」を着ると、上半身にボリュームが出すぎて見えることがあります。
一方で、骨格ウェーブの方が「厚手で直線的な服」を着ると、服の存在感に体が負けてしまうことがあります。

店頭でも、お客様に「サイズは合っているのに、やや重たく見えますね」とお伝えしたことが何度かあります。
そのときは素材を「少し軽いもの」に変えるだけで、全体の印象がかなりすっきり見えました。
シルエットや素材のズレで太って見える原因を詳しく知りたい方は、こちらもあわせて確認してみてください。
失敗しやすい服を先に避けられるのが大きなメリット
骨格診断の良いところは、「似合う服を探す」だけではありません。
むしろ実用面では、失敗しやすい服を先に避けられることの方が大きいです。
| 骨格タイプ | 失敗しやすい服の例 | 起こりやすい悩み |
|---|---|---|
| ストレート | 厚手ニット・フリル・装飾多め | 上半身が大きく見える |
| ウェーブ | 硬い素材・重いロング丈 | 服に着られて見える |
| ナチュラル | 薄すぎる素材・ピタピタ服 | 骨感が目立つ |
買い物で失敗しやすい人ほど、「可愛いかどうか」だけで選んでしまいがちです。
もちろんデザインの好みは大切ですが、骨格に合わない服は、着たときに違和感が出やすくなります。

お客様の中にも、試着前は「絶対これが可愛い」と言っていた服が、実際に着るとしっくりこないケースがよくありました。
逆に、最初は候補に入れていなかったシンプルな服の方が、着た瞬間に一気に垢抜けて見えることもあります。
骨格タイプを知っておくと、こうした失敗を減らしやすくなります。
骨格だけでなく、組み合わせ方による失敗も避けたい方は、こちらの記事も参考になります。
まずは簡単チェック!自分の骨格タイプを見分ける方法

自分の骨格タイプがはっきり分からない方は、最初から完璧に分類しようとしなくても大丈夫です。
まずは、体の特徴や普段似合いやすい服の傾向から、近いタイプを見つけていきましょう。
| チェック項目 | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|
| 体の印象 | 厚み・メリハリがある | 華奢で柔らかい | 骨感・フレーム感がある |
| 重心 | 上に出やすい | 下に出やすい | 中間〜フラット |
| 肌や体の質感 | ハリを感じやすい | 柔らかさを感じやすい | 筋や骨の存在感が出やすい |
| 似合いやすい服 | シンプル・きれいめ | 軽い・華やか | ラフ・カジュアル |
| 苦手になりやすい服 | 盛りすぎる服 | 重い服 | ピタピタした服 |
ストレートの可能性が高い人の特徴
骨格ストレートは、体に厚みやメリハリを感じやすいタイプです。
上半身に重心が出やすく、シンプルできれいめな服を着ると、すっきり見えやすい傾向があります。
| チェックポイント | ストレートに多い特徴 |
|---|---|
| 上半身 | 胸元や肩まわりに厚みを感じやすい |
| 体のライン | メリハリが出やすい |
| 首まわり | 詰まりすぎると窮屈に見えやすい |
| 似合う服 | ジャストサイズ・直線的・シンプル |
| 苦手な服 | フリル・装飾多め・厚手で丸みのある服 |
ストレートタイプの方は、服そのものにボリュームがありすぎると、体の厚みと重なって着太りして見えやすくなります。
逆に、「シンプルなVネックトップス」や「ジャストサイズのジャケット」などは、体のラインをきれいに見せやすいです。

店頭でも、華やかなデザインを選ぶと少し重たく見えていたお客様が、シンプルなシャツに変えた途端、全体がすっきり見えたことがあります。
「服は地味なのに、なぜかこっちの方が高見えする」と驚かれることもありました。
ストレートタイプに多い「シンプルな服が似合うのに、なぜか白シャツだけ違和感がある」という方は、こちらも参考になります。
ウェーブの可能性が高い人の特徴
骨格ウェーブは、体のラインが柔らかく、華奢な印象が出やすいタイプです。
下重心になりやすいため、上半身に華やかさや軽さを足すと、バランスが整いやすくなります。
| チェックポイント | ウェーブに多い特徴 |
|---|---|
| 上半身 | 薄さや華奢さを感じやすい |
| 体のライン | 曲線的で柔らかい印象 |
| 重心 | 下に見えやすい |
| 似合う服 | フィット&フレア・軽い素材・短め丈 |
| 苦手な服 | 重い素材・硬い服・だぼっとした服 |
ウェーブタイプの方は、重い素材や大きすぎる服を着ると、服の存在感に体が負けてしまうことがあります。
そのため、柔らかいブラウスや軽いスカート、ウエスト位置が分かる服などが得意です。

以前、ロング丈の厚手ワンピースを試着して「なんだか服に着られている気がする」と悩まれていたお客様がいました。
軽い素材のワンピースに変えたところ、華奢な雰囲気が活きて、かなり自然に見えたことがあります。
ウェーブタイプで下重心や丈感に悩みやすい方は、ロングスカートの選び方も確認しておくと服選びがしやすくなります。
ナチュラルの可能性が高い人の特徴
骨格ナチュラルは、骨や関節の存在感が出やすく、フレーム感のあるタイプです。
ラフな服やゆとりのあるシルエットが似合いやすく、作り込みすぎない着こなしが得意です。
| チェックポイント | ナチュラルに多い特徴 |
|---|---|
| 体の印象 | 骨感・関節の存在感がある |
| 肩や手足 | フレーム感が出やすい |
| 重心 | 比較的フラット |
| 似合う服 | オーバーサイズ・ざっくり素材・カジュアル |
| 苦手な服 | 薄すぎる素材・ピタピタ服・小さすぎる服 |
ナチュラルタイプの方は、体にピタッと沿う服を着ると、骨感が目立ちやすいことがあります。
一方で、少しゆとりのあるシャツやざっくりニット、ワイドパンツなどはこなれた印象になりやすいです。

店頭でも、コンパクトなトップスでは少し窮屈に見えていた方が、ゆるめのシャツを羽織っただけで一気におしゃれに見えたことがあります。
ナチュラルタイプは、服に少し余白を持たせると魅力が出やすいです。
ナチュラルタイプが得意なゆるめシルエットを野暮ったく見せたくない方は、こちらもあわせて確認してみてください。
迷った時は「一番しっくりくる服」で判断する
骨格タイプは、必ずしもきれいに3つに分かれるわけではありません。
「ストレートっぽいけれど、ウェーブ要素もある」「ナチュラルっぽいけれど、上半身はストレート寄り」という方もいます。
そんなときは、体の特徴だけで判断するよりも、実際に似合いやすい服・苦手に感じる服から考えるのがおすすめです。
| しっくりくる服 | 近い骨格タイプの目安 |
|---|---|
| シンプルなシャツやジャケットが得意 | ストレート寄り |
| 柔らかいブラウスやフレアスカートが得意 | ウェーブ寄り |
| ゆるめのシャツやワイドパンツが得意 | ナチュラル寄り |
特に分かりやすいのは、試着したときの違和感です。
| 違和感 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 上半身が大きく見える | 装飾・厚み・首元の詰まりが合っていない可能性 |
| 服に着られて見える | 素材や丈が重すぎる可能性 |
| 骨っぽさが目立つ | 生地が薄すぎる、サイズが小さすぎる可能性 |
骨格タイプは、正解を当てるためのものではありません。
自分に似合う服を探すための目安として使うのが最も現実的です。
試着なしで服を選ぶことが多い方は、サイズ選びの基準も一緒に見直しておくと失敗を減らしやすくなります。
骨格タイプ別に似合う「服・素材・避けたい服」を解説

ここからは、骨格タイプ別に「似合う服・素材・避けたい服」をまとめて解説します。
| 順 | 骨格タイプ | 似合う服の軸 | 得意な素材 | 避けたい服 |
|---|---|---|---|---|
| ① | ストレート | シンプル・直線的・ジャストサイズ | ハリ・上質感・表面がなめらか | フリル・厚手・装飾多め |
| ② | ウェーブ | 軽さ・柔らかさ・フィット感 | 薄手・柔らかい・揺れる素材 | 重い・硬い・大きすぎる服 |
| ③ | ナチュラル | ラフ・ゆるめ・こなれ感 | ざっくり・天然素材・風合い素材 | ピタピタ・薄すぎる服 |
①骨格ストレートに似合う服・素材・避けたい服
骨格ストレートは、体に厚みとメリハリがあるため、シンプルで上質感のある服が似合いやすいタイプです。
余計な装飾を足すよりも、すっきりしたラインを意識すると、体の魅力が引き立ちます。
| 項目 | ストレートにおすすめの選び方 |
|---|---|
| トップス | Vネック、シャツ、シンプルなカットソー |
| ボトムス | センタープレスパンツ、タイトスカート、ストレートパンツ |
| アウター | テーラードジャケット、チェスターコート |
| ワンピース | Iライン、シャツワンピース、シンプルなワンピース |
| 素材 | コットン、ウール、レザー、ハリのある素材 |
ストレートタイプは、体のラインに立体感があるため、服まで「厚く・丸く・装飾的」になると、全体が重たく見えやすくなります。
そのため、「引き算」を意識した服選びが得意です。
| 避けたい服 | 理由 |
|---|---|
| フリルが多いトップス | 上半身にボリュームが出やすい |
| 厚手のざっくりニット | 体の厚みと重なり着太りしやすい |
| 首元が詰まった服 | 上半身が窮屈に見えやすい |
| 柔らかすぎる素材 | 肉感を拾いやすいことがある |
お客様の中にも、「可愛いから」とフリルブラウスを選んだものの、試着すると上半身が強調されてしまう方がいました。

その後、シンプルなVネックブラウスに変えると、首元がすっきりして一気に大人っぽく見えました。
ストレートタイプは、華やかさを足すよりも、素材の上質感・シルエットの美しさ・余白のある首元を意識すると失敗しにくいです。
ストレートタイプが得意なジャケットをきれいに着こなしたい方は、こちらの記事も参考になります。
②骨格ウェーブに似合う服・素材・避けたい服
骨格ウェーブは、華奢で柔らかい印象があり「軽さ・曲線・華やかさ」のある服が似合いやすいタイプです。
重心が下がって見えやすいため、上半身にポイントを作るとバランスが整いやすくなります。
| 項目 | ウェーブにおすすめの選び方 |
|---|---|
| トップス | フリルブラウス、リブニット、短め丈トップス |
| ボトムス | フレアスカート、プリーツスカート、テーパードパンツ |
| アウター | ショート丈アウター、柔らかい素材の羽織り |
| ワンピース | フィット&フレア、ウエストマーク入り |
| 素材 | シフォン、レース、薄手ニット、とろみ素材 |
ウェーブタイプは、体の線が柔らかいため、軽やかで女性らしい素材が得意です。
反対に、硬くて重い素材や、体から離れすぎる大きな服は、服の存在感が強く出やすくなります。
| 避けたい服 | 理由 |
|---|---|
| 厚手のロングコート | 服に着られて見えやすい |
| 硬いデニムやレザー | 体の柔らかさと合いにくい |
| オーバーサイズすぎる服 | 華奢さが埋もれやすい |
| 直線的すぎる服 | 寂しく見えることがある |
ウェーブタイプのお客様で、シンプルなロングワンピースを着ると少し寂しく見える方がいました。

同じワンピースでも、ウエスト位置が分かるデザインや軽い素材に変えると、華やかさが出てとても似合っていました。
ウェーブタイプは、軽さ・上半身の華やかさ・ウエスト位置を意識すると、スタイルアップして見えやすくなります。
ウェーブタイプが悩みやすい「重心の下がり方」をさらに詳しく見直したい方は、こちらもおすすめです。
③骨格ナチュラルに似合う服・素材・避けたい服
骨格ナチュラルは、骨や関節の存在感があり、ラフでこなれた服が似合いやすいタイプです。
作り込みすぎた服よりも、少し力の抜けた着こなしの方が自然に見えます。
| 項目 | ナチュラルにおすすめの選び方 |
|---|---|
| トップス | オーバーシャツ、ざっくりニット、スウェット |
| ボトムス | ワイドパンツ、カーゴパンツ、ロングスカート |
| アウター | ロングコート、ミリタリージャケット、ゆるめジャケット |
| ワンピース | リネンワンピース、ゆるめシルエット |
| 素材 | リネン、デニム、コーデュロイ、ローゲージニット |
ナチュラルタイプは、骨格にフレーム感があるため、服にもある程度の存在感がある方がバランスを取りやすいです。
薄すぎる生地や体にピタッと沿う服は、骨感が目立ちやすくなることがあります。
| 避けたい服 | 理由 |
|---|---|
| ピタピタのトップス | 骨感や関節が目立ちやすい |
| 薄すぎる素材 | 体のフレームを拾いやすい |
| 小さめの服 | 窮屈に見えやすい |
| 甘すぎる装飾 | 骨格の雰囲気と合いにくいことがある |
ナチュラルタイプのお客様で、細身のトップスでは少し硬い印象に見えていた方がいました。

ゆるめのシャツにワイドパンツを合わせると、骨格のフレーム感が活きて、一気におしゃれな雰囲気になりました。
ナチュラルタイプは、「ゆとり・素材感・ラフさ」を意識すると、こなれた印象を作りやすいです。
ナチュラルタイプが取り入れやすいワイドパンツで太って見える方は、こちらの記事も参考になります。
骨格タイプ別に「失敗しない服選び」のコツ

骨格タイプが分かっても、実際の買い物でどう活かせばいいか分からない方も多いと思います。
ここでは、骨格タイプを服選びに活かすための具体的なコツを整理します。
| 番号 | 手順 | 見るポイント | 失敗を減らすコツ |
|---|---|---|---|
| ① | 素材を見る | 厚み・柔らかさ・ハリ感 | 試着前に合いそうか判断する |
| ② | シルエットを見る | Iライン・Xライン・ゆるめ | 骨格に合う形を優先する |
| ③ | 避けたい服を確認する | 着太り・服に着られる感 | 苦手要素を先に外す |
| ④ | 総合バランスを見る | 色・サイズ・TPO | 骨格だけで決めすぎない |
①まずは素材感で選ぶと失敗しにくい
服選びで失敗しやすい方は、最初にデザインだけを見てしまうことが多いです。
しかし骨格タイプを活かすなら、まずは素材感を見るのがおすすめです。
| 骨格タイプ | 素材選びのポイント | 合いやすい素材例 |
|---|---|---|
| ストレート | ハリ・なめらか・上質感 | コットン、ウール、レザー |
| ウェーブ | 軽い・柔らかい・薄手 | シフォン、レース、とろみ素材 |
| ナチュラル | ざっくり・厚み・風合い | リネン、デニム、ローゲージニット |
素材が合っていないと、デザインが可愛くても違和感が出やすくなります。
たとえば、ストレートタイプが凹凸の強い厚手ニットを着ると、上半身が大きく見えることがあります。

逆に、ウェーブタイプが重い素材を着ると、服の印象が強くなりすぎることがあります。
ナチュラルタイプは、薄すぎる素材だと骨感が出やすいため、ある程度表情のある素材の方が馴染みやすいです。
素材ごとの扱いやすさや見え方を整理したい方は、こちらの記事もあわせて確認してみてください。
②次にシルエットで骨格との相性を見る
素材の次に見たいのが、シルエットです。
同じ素材でも、服の形によって見え方は大きく変わります。
| 骨格タイプ | 得意なシルエット | 意識したいポイント |
|---|---|---|
| ストレート | Iライン・ジャストサイズ | すっきり縦に見せる |
| ウェーブ | フィット&フレア | ウエスト位置を高く見せる |
| ナチュラル | ゆるめ・直線的 | 体に余白を作る |
ストレートタイプは、服のラインがすっきりしているほど上品に見えやすいです。
ウェーブタイプは、ウエスト位置や上半身の華やかさを意識するとバランスが取りやすくなります。
ナチュラルタイプは、体にぴったり沿わせるよりも、少しゆとりのあるシルエットの方が自然に見えます。

このように、骨格ごとに「きれいに見える形」は変わります。
シルエット全体の垢抜け感を見直したい方は、こちらの記事も参考になります。
③迷ったら「似合う服」より「避けたい服」から外す
服選びで迷ったときは、「似合う服を探す」よりも、先に苦手になりやすい服を外す方が簡単です。
| 骨格タイプ | 先に外したい要素 | 理由 |
|---|---|---|
| ストレート | 盛りすぎ・厚すぎ・首元が詰まりすぎ | 上半身が重く見えやすい |
| ウェーブ | 重すぎ・硬すぎ・大きすぎ | 服に着られて見えやすい |
| ナチュラル | 薄すぎ・小さすぎ・ピタピタ | 骨感が目立ちやすい |
「似合う服」を完璧に選ぼうとすると、かえって迷いやすくなります。

でも「これは苦手になりやすいかも」と判断できるだけでも、買い物の失敗はかなり減ります。
アパレルの現場でも、お客様にいきなり正解の服を提案するより、まず「これは少し重たく見えますね」「こちらは首元が詰まりすぎていますね」と違和感を整理した方が、納得して選んでもらいやすかったです。
「なんとなく地味」「服が映えない」と感じる方は、避けたい要素を整理するためにこちらも参考になります。
④骨格だけで決めず、色・サイズ感・TPOも合わせて見る
骨格診断は便利ですが、骨格だけで服を決める必要はありません。
実際の服選びでは、「色・サイズ感・着る場面」も大切です。
| 判断軸 | 見るポイント |
|---|---|
| 骨格 | 形・素材・重心が合っているか |
| 色 | 顔色や雰囲気に合っているか |
| サイズ | 肩幅・丈・身幅が合っているか |
| TPO | 着る場所や目的に合っているか |
| 好み | 自分が着て気分が上がるか |
たとえば、骨格的には似合う服でも、サイズが合っていなければきれいには見えません。

また、色が顔色に合っていないと、服自体は似合っていても印象が沈んで見えることがあります。
骨格診断は、あくまで服選びの軸のひとつです。
「骨格に合っているか」だけでなく、「自分が着たいか」「場面に合っているか」も一緒に見ると、より満足度の高い服選びができます。
骨格に合っていても色で違和感が出ることがあるため、配色に迷う方はこちらも確認してみてください。
まとめ:骨格タイプは“似合う服の軸”として使おう

骨格タイプを知ると、服選びの迷いを減らしやすくなります。
大切なのは、骨格診断をルールとして縛ることではなく、自分に似合う服を見つけるための判断基準として使うことです。
最後に、骨格タイプ別のポイントを整理します。
| 骨格タイプ | 似合う服の軸 | 得意な素材 | 意識したいこと |
|---|---|---|---|
| ストレート | シンプル・上質・Iライン | ハリ・なめらか・高見え素材 | 盛りすぎず、すっきり見せる |
| ウェーブ | 軽さ・柔らかさ・華やかさ | 薄手・揺れ感・柔らかい素材 | 重心を上げて、華やかさを足す |
| ナチュラル | ラフ・ゆるめ・こなれ感 | ざっくり・天然・風合い素材 | 余白を作って、骨感を活かす |
骨格タイプ別の服選びは「得意」と「苦手」を知ることが大切
骨格診断で大切なのは、「これしか着てはいけない」と考えることではありません。
自分の得意な服と苦手になりやすい服を知っておくことです。
| 知っておきたいこと | 服選びでのメリット |
|---|---|
| 得意なシルエット | スタイルアップしやすい |
| 得意な素材 | 服との違和感が出にくい |
| 苦手なデザイン | 着太りや野暮ったさを防げる |
| 似合う重心 | 全身バランスが整いやすい |
骨格タイプを知っておくと、買い物中に「なんとなく違う」と感じた理由が分かりやすくなり、理由が分かると、次に選ぶ服も変わってきます。
まずは手持ちの服で「似合う・似合わない」を見直してみよう
いきなり新しい服を買う前に、まずは手持ちの服を見直してみるのがおすすめです。
| チェックする服 | 見るポイント |
|---|---|
| よく着る服 | なぜ着やすいのかを考える |
| 着ていない服 | どこに違和感があるかを見る |
| 褒められた服 | 素材・形・丈感を確認する |
| 失敗した服 | 骨格に合わない要素を探す |
「この服を着ると太って見える」「この服はなぜか褒められる」「この服は好きなのに、着ると落ち着かない」、こうした感覚の中に、自分に似合う服のヒントがあります。
骨格診断は、服選びをラクにするための考え方
骨格診断は、ファッションを難しくするものではありません。
むしろ、服選びをラクにするための考え方です。
毎回なんとなく服を選んで失敗している方は、まず自分の骨格タイプを目安にして、「素材」「シルエット」「重心」「避けたい服」を確認してみてください。
骨格に合う服を選べるようになると、少ない服でも着回しやすくなり、買い物の失敗も減らしやすくなります。
最初から完璧に分からなくても大丈夫です。
まずは「自分はどの服を着るとしっくりくるのか」を観察するところから始めてみてください。
骨格タイプだけでなく、身長による服の見え方もあわせて見直したい方は、こちらの記事も参考になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


















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