
この記事は、アパレル歴20年の店長経験者が詳しく解説しています。【筆者プロフィール】
- パチッと痛い
- 髪が広がる
- スカートに貼り付く
- ニット同士がまとわりつく
冬の乾燥シーズンになると、こういった静電気の悩みが一気に増えます。
実はこの原因は、
「素材 × 空気の乾燥 × 摩擦」の組み合わせです。
そこで本記事では元アパレル店長として、
【今日から使える静電気対策】をわかりやすくまとめます。
- ニットで静電気が起きる原因(素材×乾燥×摩擦)が整理できる
- 静電気が起きにくい素材の選び方(ウール・混率の見方)が分かる
- 今すぐできる静電気対策(効果順:柔軟剤・インナー・スプレー・湿度など)が分かる
- 帯電しにくいコーデの組み合わせ(天然×天然など)が分かる
- ニットワンピ・スカートの貼り付き対策(ペチコート・タイツ)まで分かる
ニットに静電気が起きる原因【一覧表】
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 素材の組み合わせ | ウール × アクリル × ポリエステルは帯電しやすい |
| 乾燥 | 湿度40%以下で静電気が発生しやすい |
| 摩擦 | ニット同士・髪・コート裏地との摩擦 |
| 足元の素材 | タイツやブーツの摩擦でスカートが貼り付く |
ニットの静電気:原因を見分けるチェック(3秒診断)
当てはまる行から読むと、最短で改善できます(複数当てはまるのが普通です)。
| チェック(状況) | 原因の可能性 | 読むべき章 |
|---|---|---|
| コートの脱ぎ着でパチパチする/裏地がツルツル系 | 裏地ポリエステル×ニットの摩擦 | 2. 対策⑥/6. NG行動 |
| 室内が乾燥している日ほどひどい | 湿度不足(40%未満) | 2. 対策④ |
| アクリル混のニットで起きやすい | 素材(化繊)による帯電 | 1. 素材の選び方/5. 素材別 |
| スカートやワンピが脚に貼り付く | タイツ×スカートの摩擦 | 4. 貼り付き対策 |
また、静電気の“起きやすい服の共通点”を先に押さえると、対策が選びやすくなります。
それと、静電気は花粉やホコリを“引き寄せやすい”ので、春先は服選びもセットで対策すると快適です。
1. 静電気が起きにくい“素材の選び方”
① ウール100%は比較的帯電しにくい
意外ですが、天然繊維は静電気が起きにくい傾向があります。
② アクリル×ポリエステルは帯電しやすい
ニットの多くは化学繊維を使用しているため静電気が発生しがち。
ポリエステルの性質(静電気・毛玉など)を知っておくと、ニット選びで失敗しにくくなります。
③ 異素材ミックスは静電気が強く出る
例)ウール × ポリエステル × ナイロン
→ 摩擦が増えるほど帯電量がUP。
2. 今すぐできる静電気対策(効果順)
① 柔軟剤を使う
柔軟剤の成分が繊維の表面をコーティングし、
摩擦による帯電を防ぐ最も手軽で効果的な方法。
- 静電気防止効果つき柔軟剤はさらに◎
- 香りが苦手な人は無香タイプでOK
柔軟剤は“入れすぎ”で逆効果になることもあるので、適量の目安だけ確認しておくと安心です。
② インナーを“天然素材”に変える
静電気は異素材の摩擦で起きるため、
肌側を綿100%・シルクにするだけで大幅に減ります。
【例】
- ポリエステルブラウス × ニット → 静電気
- コットンインナー × ニット → 軽減
③ スカートの貼り付きには“静電気防止スプレー”
特に…
- ニットワンピ
- ニットスカート
- ストッキング × スカート
これらで強い効果を発揮。
「まとわりつき」まで起きている人は、原因と即効対策をこちらでまとめて確認できます。
④ 部屋の湿度を上げる(40〜60%が最適)
空気が乾燥すると静電気が溜まりやすい。
✅解決策
- 加湿器
- 洗濯物の部屋干し
- 霧吹きで空間に軽く水をまく
加湿目的の部屋干しは、乾かし方を間違えると臭いが出るので、ここだけ注意点をチェックしておきましょう。
⑤保湿クリームを手や腕に塗る
肌の乾燥は静電気の大きな要因。
ハンドクリームを薄く塗るだけでも帯電が減る。
⑥ コートの裏地が“ポリエステル”の場合は注意
コートとの摩擦で静電気が増えやすい。
スプレーまたは天然素材のインナーで対策。
3. 帯電しにくいコーデの組み合わせ
■ 天然素材 × 天然素材
例)コットン × ウール
→ 一番帯電しにくい。
■ 天然素材 × 化学繊維
例)コットン × ポリエステル
→ 帯電は中程度。
■ 化学繊維 × 化学繊維
例)アクリル × ポリエステル
→ 最も静電気が起きやすい。
4. ニットワンピ・スカートの“貼り付き”対策
✔ 静電気防止スプレー
スカートの内側にサッと吹くだけで効果大。
✔ ペチコートを使う
ナイロン製より、キュプラ・ポリエステルの滑りが良い物が◎。
ペチコートや裏地でよく出てくる“ナイロン”の特徴も知っておくと、静電気対策の素材選びがラクになります。
✔ タイツの素材に注意
ナイロン・ポリウレタンは静電気の原因になりやすい。
→ 綿混タイツや、化繊でも“静電気防止加工”つきを選ぶ。
冬は“暖かさ目的の素材”が静電気を増やすこともあるので、寒さ対策とセットで整理しておくと失敗しません。
5. ニットの素材別 静電気の起きやすさ
| 素材 | 静電気の起きやすさ | 特徴 |
|---|---|---|
| ウール | 低 | 天然繊維で帯電しにくい |
| カシミヤ | 低 | ウール同様、帯電量が少ない |
| コットン | 中 | 帯電しにくいが摩擦で発生 |
| アクリル | 高 | 冬ニットの静電気の最大要因 |
| ポリエステル | 高 | 摩擦で強く帯電 |
| ナイロン | 高 | 乾燥に弱く静電気が出やすい |
静電気が強い素材ほど“毛玉”にもつながりやすいので、下の記事とセットで対策するとニットが長持ちします。
6. NG行動(静電気が悪化する)
× ニット+裏地ポリエステルのコート
摩擦が増えて静電気が発生。
× 加湿なしの室内
湿度30%以下は静電気の“天国”。
× 乾燥した手でニットを触る
肌の乾燥 → 帯電量が上がる。
まとめ:静電気対策は“素材と摩擦”を意識するだけで改善できる
✅静電気を防ぐポイント
- 柔軟剤を使う
- 天然素材インナーを着る
- 静電気防止スプレー
- 湿度40〜60%
- スカートはペチコートで対処
ニットの悩みの中でも解決効果が高く、
今日から誰でも実践できます。












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