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モダール素材の特徴と扱い方まとめ【失敗しない選び方】

素材辞典
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筆者
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この記事は、アパレル歴20年の店長経験者が詳しく解説しています。【筆者プロフィール】

「モダールってテンセルとどう違うの?」
「とろみがあって着心地が良いけど、洗濯で縮まない?」
「光沢のある服はケアが難しそう…」

モダール(Modal)はレーヨンの一種で、ブナの木を原料とした再生繊維。
肌ざわりがとても滑らかで、インナー・下着・Tシャツなどに多く使われる人気素材です。

一方で、テンセルやレーヨン同様に吸湿性が高く、水に弱い性質があり、間違ったケアをすると「縮み」「シワ」「型崩れ」が発生しやすい素材でもあります。

今回は、元アパレル店長の経験をもとに、モダールで起きやすいトラブルと、その原因・正しい扱い方をわかりやすくまとめます。

本記事で分かること
  • モダール素材で起こりやすいトラブル(縮み・シワ・ヨレ)の原因
  • テンセル/一般的なレーヨンとの違いと、扱いの注意点
  • 洗濯で失敗しやすいポイント(コース・摩擦・脱水・放置)
  • 深いシワを残さない干し方と、整え方のコツ
  • 首元・肩・裾がヨレる理由と、長持ちさせる対策
  • NG例→OK例で分かる「やりがち失敗」の直し方
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モダール素材で起こりやすいトラブル一覧

トラブル内容主な原因起きやすいアイテム
洗濯で縮む・型崩れする水分で繊維が膨張し摩擦に弱いインナー・カットソー・薄手トップス
シワがつきやすい柔らかく吸湿性が高いため折れ線が残りやすいブラウス・とろみパンツ
生地のヨレ・伸び柔らかい繊維でテンションに弱いTシャツ・ルームウェア

洗濯で縮み・型崩れが起きる理由

モダールは“レーヨンの仲間”であり、
水に濡れる → 繊維が膨張 → 摩擦・重さで形が変わるという弱点があります。

モダールについては、先に“レーヨン系の弱点”を知っておくと、縮み・シワ・ヨレの対策がそのまま使えます。

\レーヨン素材の弱点と正しい扱い方/

特に起きやすいのは、次のようなケース。

  • 通常コースで洗う
  • 長時間脱水
  • 他の衣類と絡んで摩擦が増える
  • 干すときに水分の重みで伸びる

原因が分かっても、洗濯機設定が合っていないと同じ失敗を繰り返すので、ここだけは一度チェック推奨です。

\洗濯機で服が傷む原因(見直すべき設定)/

縮み・型崩れを防ぐコツ

  • 手洗い or おしゃれ着コースを基本にする
  • ネットに入れて摩擦を減らす
  • 脱水は30秒〜1分
  • 乾燥機は絶対NG
  • 干す前に形を整え、ハンガー干しより平干しが理想

シワがつきやすい理由

モダールはとろみのある柔らかい素材ですが、吸湿性が高いため湿った状態でシワがつきやすい特徴があります。

  • 洗濯後に放置すると深いシワになる
  • 畳みジワが白っぽく残る
  • 均一に乾かないとクセがつく

特にパンツ・シャツは折れ線が残りやすい部分です。

モダール以外にも“折れ線が固定されやすい素材”はあるので、素材別に把握しておくと便利です。

\シワになりやすい素材まとめ/

また、深いシワができたときの“戻し方”だけ別で持っておくと、外出前でも立て直せます。

\シワの簡単な取り方まとめ/

シワ対策

  • 洗濯後はすぐに広げて形を整える
  • 干すときは縦方向に軽く引っ張る
  • アイロンは中温スチームが最適
  • 収納は畳むよりハンガーが◎

生地のヨレ・伸びが起きやすい理由

モダールは繊維が非常に柔らかく、テンション(引っ張り)に弱く、型崩れが起きやすい素材です。

特に起きやすい部分は…

  • 首まわり(Tシャツのリブ)
  • 肩線
  • 裾まわり

こうした部分は着用と洗濯が重なるとヨレやすく、購入後数ヶ月で「なんか形が変わった…」となりがちです。

“ヨレ・型崩れ”を根本から防ぐなら、収納と干し方まで含めて原因を潰すのが近道です。

\服が型崩れする原因と正しい保管方法/

ヨレ・伸び対策

  • 首が広がりやすいTシャツは避ける
  • ネットに入れて洗う
  • 干すときはハンガー跡がつかない形で干す
  • 収納時は半分に折り、重さをかけない

掛ける収納は便利ですが、薄手素材は“ハンガー跡”が出やすいので、ここだけ注意です。

\ハンガー跡がつく原因は?対策8選/

NG例 → OK例で理解するモダールの扱い方

❌ NG例:コットンと同じ感覚で洗う

  • 通常コース
  • 脱水3〜5分
  • 干すときギュッとつまんでシワがつく
  • 肩でハンガー跡がつく

→ 結果:

  • 縮み
  • シワ残り
  • 生地がヨレて安っぽく見える

⭕ OK例:モダールの弱点に合わせて扱う

  • 洗濯はおしゃれ着コース or 手洗い
  • 脱水は短く、摩擦を最小限に
  • 干す前に軽く整える
  • スチームでシワや落ち感を戻す

→ 改善:

  • とろみ感が保たれ、高級感が続く
  • 形が崩れにくく長持ちする

今日からできるモダール素材の正しい扱い方

モダールは「丁寧に扱う」より、壊れやすい工程(摩擦・脱水・放置・熱)を避けるだけで仕上がりが大きく変わります。

今日からのチェックポイントやること期待できる変化
① 洗濯表示を最初に確認手洗い・ドライ指定があれば優先(レーヨン系は要注意)縮み・型崩れの事故を避けやすい
② 裏返し+ネットを固定ルールに薄手ほど必須。絡まりを減らして摩擦を抑える表面の傷み・ヨレが出にくい
③ コースは「弱め(おしゃれ着)」通常コースを避け、詰め込み洗いもしないとろみ感と光沢が残りやすい
④ 脱水は短く、終わったら放置しない30秒〜1分目安→すぐ取り出すねじれジワ・伸びの固定を防ぐ
⑤ 干す前に“縦方向に軽く整える”肩線・脇線・裾を揃え、陰干し(乾燥機はNG)深いシワが残りにくく、高見えしやすい

上の表は、まず最短で効く「基本セット」です。

続いて①〜⑤をもう少し具体的に解説します。

① 洗濯表示を最初に確認

モダールはレーヨン系なので、表示によっては水洗い自体が推奨されない場合もあります。

まずはタグで「許容範囲」を確認し、その範囲内で洗い方を決めるのが失敗しないコツ。

洗濯表示が読めるようになると、“水洗いOKかどうか”の判断が一瞬でできるようになるので、下の記事も参考にしてみてください。

\洗濯タグの見方まとめ/

② 裏返し+ネットを固定ルールに

モダールは濡れると繊維が弱くなり、摩擦でヨレやすくなります。裏返し+ネットだけで絡まりが減り、表面の傷みが起きにくくなります。

③ コースは「弱め(おしゃれ着)」

通常コースの水流は強く、モダールには負担が大きい。

弱水流に寄せるだけで、とろみ感が残りやすく、シワも浅くなりやすいです。

また、コースだけでなく“洗剤”も合わせると、風合いの残り方が変わるため、下の記事もチェックしてみてください。

\おしゃれ着洗剤の効果と正しい使い方/

④ 脱水は短く、終わったら放置しない

モダールの深いシワは「脱水のねじれ」と「洗濯後の放置」で固定されがち。脱水短め→すぐ干す、が最重要です。

⑤ 干す前に“縦方向に軽く整える”

干す前に形を作ると、乾いた後の見た目が整います。肩・脇・裾を揃え、縦方向に軽く整えてから陰干しに。乾燥機は縮み・劣化につながるので避けるのが安全です。

最後に、迷ったら④(脱水短縮+放置しない)→②(裏返しネット)だけでも先に徹底すると改善が早いです。

まとめ:モダールは“ケア次第で高級素材に育つ”

モダールは、

  • シルクのような光沢
  • とろみのある落ち感
  • 肌への吸い付くような柔らかさ

これらが魅力の素材。

一方で、以下のような弱点も。

  • 水に弱い
  • シワがつきやすい
  • 伸びやすい

しかしこれは、
素材の特徴を理解して扱うだけで大きく改善できます。

モダールの服は、正しくケアすれば長持ちし、高見えする“上質な一着”に育っていきます。

ぜひ今日から取り入れてみてください。

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