洗濯タグとは、
衣類の裏側に付いている「ケアラベル」のこと。
衣類をどう洗うべきか・どう乾かすべきか・アイロンは可能かを示した重要な情報で、
知らずに洗濯すると縮み・色落ち・型崩れの原因になります。
今回は元アパレル店長として、
初心者でもサッと理解できるよう“わかりやすさ重視”で解説します。
洗濯タグの見方まとめ【元アパレル店長が徹底解説】
洗濯タグの基本ルール【一覧表】
| マーク | 意味 |
|---|---|
| たらいマーク | 洗濯(手洗い・水温) |
| △ | 漂白 |
| 四角 | 乾燥 |
| アイロン | アイロン温度 |
| 円 | クリーニング |
これを覚えるだけで8割理解できます。
1. 洗濯マーク(たらい)
■ 40 / 30 / 95など
数字=水温の上限
例:30 → 30℃以下で洗う
■ 手洗いマーク
洗濯機NG
→ 手洗い or ドライコースで代用可能
■ バツ印
家庭での洗濯不可
→ クリーニング推奨
2. 漂白マーク(△)
■ △(中に何もなし)
酸素系漂白剤OK
■ △に“CL”
塩素系漂白剤OK
※ 生地が黄ばむ可能性 → 使う場面は限定的
■ ×
漂白不可
→ 白い服の黄ばみは酸素系漂白剤のみを使用
\下の記事もあわせてご覧ください/
3. 乾燥マーク(四角)
■ 四角の中に丸 → 乾燥機OK
ドラム乾燥が可能。
ただし、デニム・ウール・レーヨンは縮むため注意。
\下の記事もあわせてご覧ください/
■ 四角だけ → 平干し or つり干し
棒1本 → つり干し
棒2本 → 平干し(型崩れしやすい服・ニット向け)
\下の記事もあわせてご覧ください/
■ × → 乾燥機NG
縮み・型崩れの原因に。
4. アイロンマーク
■ ドット数で温度が変わる
・1つ → 低温
・2つ → 中温
・3つ → 高温
※ レーヨン・ナイロンは溶ける可能性あり。
→ スチームの“浮かせがけ”が安全。
5. クリーニングマーク(丸)
■ P / F
溶剤の種類を示す → クリーニング店に任せてOK
■ W
ウェットクリーニング(専門店の水洗い)
■ ×
家庭洗濯・クリーニングともに不可
→ 特殊素材(天然皮革・ビーズ刺繍など)
よくある失敗と原因
① タグを見ずに洗って縮んだ
→ ニット・レーヨン・ウールで多発
② 乾燥機で大幅縮み
→ デニム・コットン・ニット
③ 濃い色が色落ちした
→ 水温が高い
→ 洗剤の量が多い
→ 洗濯機に詰め込みすぎ
④ 型崩れ
→ 平干し指定を守らなかった
→ ネットに入れずに洗った
洗濯タグを“実践で使う”コツ
■ タグの素材表示も必ずチェック
例)
- コットン → 縮む
- ウール → 縮む+フェルト化
- レーヨン → 水に弱い
- ナイロン → 熱に弱い
素材辞典の記事(内部リンク多数)と相性◎。
■ 困ったら“弱水流+ネット”が最適解
ほとんどの衣類に対応できる万能方法。
■ 乾燥機NGなら必ず自然乾燥
ドラムは便利だが縮むリスクが大きい。
まとめ:洗濯タグを理解すれば服は長持ちする
洗濯の失敗のほとんどは“タグの見落とし”が原因です。
✅覚えるポイント
- たらい=洗濯
- △=漂白
- 四角=干し方
- アイロン=温度
- 丸=クリーニング
これだけで普段の洗濯が劇的にラクになります。






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