「重ね着すると着ぶくれして見える」
「おしゃれにしたいのに太って見える」
「冬はどうしてもシルエットがもたつく…」
こんな悩みは冬コーデの“あるある”です。
防寒のために服を重ねる冬は、
シルエットが膨らみ、体が大きく見えやすい季節。
そこでこの記事では元アパレル店長として、
冬の重ね着が太って見える主な原因と、今日からできる着ぶくれ防止テクニックをまとめます。
冬の重ね着が太って見える原因と対策【元アパレル店長が徹底解説】
冬の重ね着が太って見える主な原因
まずは、なぜ重ね着すると太って見えてしまうのか整理してみましょう。
| 原因 | 内容 |
|---|---|
| 厚みのあるインナーを重ねている | 重さとボリュームが増え、上半身が丸く見える |
| 素材の相性が悪い | 摩擦で服が引っ張られ、シルエットが崩れる |
| アウターが小さい | 中の服が押しつぶされ、体型が大きく見える |
| 色の組み合わせが重い | 暗い色が重なると膨張して見えることがある |
| 縦ラインが消えている | 体の幅が強調され、全体が太って見える |
ここからは原因別に詳しく説明します。
1. 厚みのあるインナーを重ねている
防寒のために“分厚い服を重ねるほど”太って見えやすくなります。
- 裏起毛の上にニット
- 厚手ニット × 厚手アウター
- シャツ × カーデ × ニット × コート
これらは確実に着膨れを招きます。
✔ 対策
- 1番目のインナーは“薄くて暖かい素材”にする
- ヒートテック・極暖・メリノウールなどが最適
- 中間層は薄手ニットやハイゲージにする
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2. 素材の相性が悪い
重ね着は“素材同士の滑りの良さ”が非常に大事です。
例えば…
- Tシャツ × ニット × ウールコート
- スウェット × 中綿アウター
- フリース × コート
これらは摩擦が起きやすく、服が引っ張られて膨らみやすくなります。
✔ 対策
- インナーは“つるんとした素材”を仕込む
- ポリエステル・メッシュ・シルクタッチは相性◎
- ニットの下はヒートテックが滑りよくて便利
3. アウターのサイズが小さい(中身が潰れて太見え)
冬の着膨れで最も多いのがこれ。
- 腕がパンパン
- 肩が盛り上がる
- ジッパーが閉まりにくい
これらは確実に太って見えます。
✔ 対策
- 冬のアウターは“重ね着した状態”で試着する
- 肩まわり・腕まわりにゆとりがあるものを選ぶ
- 厚手ニットの日は、アウターもオーバーサイズに寄せる
4. 色の組み合わせが重い
“黒 × 濃いグレー × ネイビー”など、
冬はどうしても暗い色を重ねがち。
暗い色の重ね着は、体の幅を太く見せることがあります。
✔ 対策
- 中間層に白・グレー・ベージュを入れる
- インナーだけ明るい色にして“抜け感”を作る
- アウターを明るくするより、中の色で調整した方が着回しやすい
5. 縦ラインがなく、横に広く見える
重ね着で太って見える一番の理由は、縦のラインが消えること。
- ストールを前に垂らす
- カーディガンを開けて着る
- ロングアウターで縦のラインを作る
これだけで驚くほど細見えします。
✔ 対策
- ロング丈のアウターを活用
- カーディガン・ジレを開けて着る
- マフラーを“首元に巻きすぎない”
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今日からできる“冬の細見えレイヤード術”
- インナーは薄くて暖かい素材にする
- 中間着はハイゲージニットでスッキリ
- 縦ラインが出るアウターを選ぶ
- 色は“内側に明るさ”を入れる
- 首元は詰めすぎず、顔まわりに余白を作る
これだけで冬でもスマートな重ね着ができます。
まとめ:冬の重ね着は「素材・厚み・縦ライン」で決まる
冬に太って見える原因は、
- 厚手インナーの重ねすぎ
- 素材の滑りが悪い
- アウターが小さい
- 色が重い
- 縦ラインがない
といったことがほとんどです。
しかし、
- 素材を薄くする
- 色で抜け感を作る
- ロングアウターで縦ラインを作る
など、少しの工夫で着膨れは防げます。
冬のレイヤードを楽しむために、
今日からぜひ見直してみてください。





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